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タダでデジカメ写真をプリントする裏技
フィルムカメラの時代から、日本人の写真好きは世界的に有名。その傾向は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話の登場でさらにパワーアップしている。いまや、パソコンやメモリーカードの中に何千枚ものデジタル写真が収まっている、という人も珍しくはない。
では、そのデジタル写真をきちんとプリントしている人はどれだけいるだろうか? 撮影と保存があまりに簡単な反動で、プリントにかける手間と費用(用紙代)を敬遠する人も多い。そこでオススメしたいのが、デジタル写真の完全無料プリントサービス「Priea(プリア)」だ。
「プリア」はネット経由で送った写真データを1カ月最大30枚まで無料でL判にプリントし、依頼者の自宅などに無料配達してくれるサービス。通常、写真のプリントには1枚あたり約30円かかるというが、配達料も含めてこれを“完全無料”にできたのは、プリントに企業広告が入るためだ。
返送されてきたプリントには、下半分に広告が入ったもの=写真左上=と左隅に小さな企業ロゴが入ったもの=同右=が2枚1セットになっている。この広告費でプリント代と配達料をまかなう、というビジネスモデルだ。
「プリア」を運営するアイディアシンク社の河内仁志社長(39)=顔写真=は、「サービスは大変好評で、昨年11月の開始からわずか4カ月で会員数10万人を突破しました」と語り、同サービスのメリットを次のように説明する。
「これまで自腹でプリントしていた人はもちろん、あまりプリントする習慣のなかった人にも人気です。当初は女性が多いだろうと予想していましたが、実際は30代以上の男性の利用が多く、意外なニーズに驚いています。ネット上の操作だけでプリントされた写真が手元に届くという手軽さが受けたのかもしれません」
「利用者には、無料の会員登録と住所や生年月日、年収などの属性入力をお願いしています。そのデータをもとに、広告主はターゲットを絞った広告が掲載できます。プライベートな写真に広告が付くので、広告の閲覧率はほぼ100%でしょう。しかも、写真は何回も閲覧されるので、広告効果は非常に高いと思います」
河内社長によると、サービス開始からこれまでにプリントした写真は約500万枚。また、広告を掲載した企業は延べ30社にのぼるという。経営的にはまだ“持ち出し”の状態だが、このまま順調に会員が増えれば今夏には利益が出る見込みだ。
「広告主も面白がってくれて、写真の下半分に入っても違和感のない広告を新規に作るなど工夫していただいています。当社では、プリントサービスのほかに、1ユーザーあたり2GBまで無料で使えるネットアルバムサービスも提供しています。今日16日から、携帯電話で送られてきた写真をシールプリントにして1か月に3枚まで無料でお届けするサービスも始めました。」(河内社長)
「パソコンの中に眠っている写真データをプリントさせる」という新発想から生まれたビジネス。デジタルビジネスにはまだ“眠っているネタ”がたくさんありそうだ。(2007.04.17紙面掲載)

