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日本で初めて35ミリ一眼レフを商品化した「ペンタックス」
社名より商品名やブランド名のほうが有名…。HOYAとの統合問題が注目されるカメラ大手のペンタックスも、旧社名の「旭光学工業」時代はそんな会社だった。
だが、それも無理からぬ話。カメラボディーを模したキャラクターが「ペンタックス、ペンタックス」と連呼するテレビCMを覚えている人も多いはず。「ワイドだよ」「望遠だよ」などの言葉とともに、視聴者は1969年から15年も続いたあのCMで、「ペンタックス」という商標名をすっかり頭に刷り込まれてしまったのだ。
実は、35ミリ一眼レフカメラを日本で初めて開発したのが同社。52年発売の「アサヒフレックスⅠ」=写真上=だが、これは上からのぞき込むタイプのカメラだった。目の高さに持っての撮影を可能にしたのは57年発売の「アサヒペンタックスAP」=同中=で、「ペンタックス」の名前が最初に冠された製品。
「アサヒフレックス」に五角形(ペンタゴン)のペンタプリズムを搭載することで、アイレベルの正立・正像が得られた。この結果、機動性や使いやすさが飛躍的に向上し、名機との誉れを勝ち取った。ちなみに「ペンタックス」は57年2月に商標出願され、同年6月に登録されている。社名になったのは2002年のこと。
同社にはクイックリターンミラー、自動露出、オートフォーカスなど世界初となる製品や技術が多い。現在では内視鏡や人工骨、DVDのピックアップレンズ、携帯電話用カメラモジュールなども手がけているが、デジタル一眼レフの新製品は、市場でも評価の高い「PENTAX K10D」=同下。
HOYAとの合併解消やその後のTOB問題で大揺れの同社だが、その帰結はいかに!?(2007.04.24紙面掲載)

