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任天堂快進撃の秘訣は「誰でも遊べそう」だから
任天堂の快進撃が止まらない。同社の発表によると、携帯用ゲーム機「ニンテンドーDS」(Liteも含む)の全世界累計出荷台数は4000万台を超え、昨年末発売された家庭用ゲーム機「Wii(ウイー)」もわずか5カ月足らずで580万台を超えたという。
なぜ、この2製品がここまで人気を集めているのか? 理由として考えられるのは、2つのハードともに「誰でも遊べそうなソフト」が扱える点だ。DSは「脳トレ」、Wiiは「Wii Sports」がその代表だが、いずれも「ゲーム経験の有無と関係なく遊べる」(岩田聡・同社社長)ことが人気を呼んでいる。
こうしたソフト群が生まれた背景には、ハードの“革新”がある。DSは、それまでの携帯型ゲームにはなかったタッチパネルと2画面を採用。ゲーム=ボタン操作という概念を崩し、タッチペンだけで遊べる“初心者にやさしい”ゲームを数々生み出した。
Wiiも、リモコン型のコントローラー採用で革新的な操作方法を確立したが、それ以上に注目なのは「ゲーム機」の枠を超えるコンテンツが最近、続々登場していることだ。
これまでゲーム機は「ソフトがなければただの箱」と言われてきたが、Wiiをネットにつなげば、ネットサーフィンやメールの送受信、ニュースや天気予報の閲覧ができる。つまり、Wii単体でも十分「居間のネット端末」として楽しめるのだ。
ネットを利用したWii向けのコンテンツは増え続けている。最近の注目は「みんなで投票チャンネル」という世論調査コンテンツ=画面写真。質問内容は「うどんとそば、どっちが好き?」とか「犬とネコ、どっちが好き?」など、たわいもないものばかりだが、いったん投票するとその結果が気になり、まめにWiiの電源を入れて確認する“習慣”がついてしまう。ユーザーにゲーム機を使わせる方法としては、実にうまいやり方だ。
ちなみに、この「投票チャンネル」は全世界で50万人のユーザーが参加したこともあるという。Wiiの普及台数から考えると、大変なヒットコンテンツだ。
ハードとソフトの両輪がうまくかみ合って回転し続けることで、任天堂の独走はまだ当分続きそうだ。(2007.05.08紙面掲載)
