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新作映画「眉山」
【こんな話】
東京で働くOL咲子(松嶋奈々子)はある日、故郷・徳島で暮らす唯一の家族である母、龍子(宮本信子)が入院したという報せを受け、久しぶりに帰郷する。
龍子は言いたいことをはっきり言うチャキチャキの江戸っ子だったが、咲子は何事も娘に相談なく勝手に一人で決めてしまう母に反発を感じていた。しかしその母が末期がんだと医師に告げられてショックを受ける。
そして死んだと聞かされていた父が生きていることを知る。父を探しに東京に戻った咲子は父母の切ない恋の物語を知るが…
【データ+ひとこと】
公開中、上映時間2時間。原作はさだまさしの小説「精霊流し」 「解夏」に続く映画化3作目。
眉山(びざん)とは徳島市のシンボル的な山。絢爛豪華な阿波踊り、1万4200人ものエキストラによる映像が圧巻。咲子と恋に落ちる医師役に大沢たかお。
監督は「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童一心。
◆映画評論家 北川れい子
★
昨年の香川が舞台の「UDON」もそうだが、地元の全面協力ってのは映画を軟弱にする。“名所”等への配慮とキレイごと世界。ヒロインのお演技に生アクビ。
◆映画ライター ミルクマン斉藤
★★★★★
感情の機微を丁寧にワイドスクリーンに写しとっていく映画らしい映画。でも阿波踊りスペクタクルは圧倒的だ。さだアレルギー(僕だ)でもOK!
◆本紙評論家 やまがたじゅん
★★★
母の本当の姿を知ることで成長していく娘の心の機微を松嶋が繊細に演じている。阿波踊りの賑わいが逆に哀しき哉。母役にもっと憂いが欲しかった。(2007.05.10紙面掲載)

