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目の健康に“ちょい悪出勤”のススメ
どうやらこれからの季節は、UV(紫外線)カット機能の付いたサングラスやメガネをかけて通勤したほうがよさそうだ。
というのも、この度、医薬品メーカーと金沢医大の共同調査によって、春から秋にかけては目が浴びる有害な紫外線の強さが真昼よりも朝の方が約2倍多くなることが分かったからだ。これは太陽の高さが関係するもので、目に悪い時間帯のピークは午後2時―3時半ごろだけでなく、午前8時―9時半ごろも。つまり、ちょうど通勤時間に最も危険性が高まるというわけだ。
「とくに6月は真夏よりも紫外線が強いので、さっそく対策を」と呼びかけるのは、角膜の障害に詳しい西川眼科クリニック(東京・池袋)の西川啓子院長。紫外線が目に与える悪影響についてこう話す。
「急性疾患で典型的なのは、痛み・流涙・充血などの症状がでる雪目(光誘発角膜炎)です。が、もっと注意したいのはダメージの蓄積。その影響が10年後、20年後に現れる慢性疾患の発症や悪化の要因の一つになる」
通勤となれば毎日知らずに受けているダメージは相当なもの。紫外線が原因の慢性疾患には白目の組織が黒目に広がっていく翼状片がある。最近では白内障や加齢性黄斑変性などの早期発症との関係も指摘されている。
「白内障は老化現象なので普通は60歳以上の病気といわれるが、実際の診察現場では、すでに40代、50代で軽度の白内障の人が結構いる。聞くとテニスやゴルフなど屋外のスポーツをしている人に多い」
そういう西川院長自身は日ごろの対策として、必ず通勤時と趣味のゴルフ時のサングラス着用は欠かさない。しかも横からの紫外線の侵入も防げる黒の幅広フレーム。チョイ悪スタイルだ。
「UVカットに色は関係しないので、サングラス通勤に抵抗ある人は機能付きの伊達メガネでもいいんです。流行の細長フレームではあまり効果がないので、メガネ店にある測定器でカットできる度合いを確認してから購入するのがいいでしょう」
さらに、とくに注意が必要な特別なケースをあげると、最近、普及しつつあるレーシック(角膜の屈折矯正手術)を受けた人たちだ。角膜はある程度の厚さがあって、紫外線などの外敵から目を守っている。レーシックはレーザーで角膜を薄く削るので、それだけ紫外線の影響を受けやすくなる。
「術後に角膜の混濁(白くにごる)が起こるケースがあり、その原因に紫外線が大きく影響している」
目の紫外線対策は、ツバ付き帽子も一緒に着用するのが理想形。見た目怖そうなチョ不良悪オヤジは、目にはとってもやさしいということだ。
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紫外線の気になる季節、お手本にしたい通勤ルックは舘ひろしの“あぶ刑事スタイル”
(2007.06.11紙面掲載)



