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マサイ族の歩行を靴に凝縮「MBT」でスリムに
■水道橋博士「博士の異常な健康」
今回、運動不足に悩む中年男性にこそ注目してほしい、このコーナーに打って付けの健康グッズを紹介したい。それは「MBT」と呼ばれる、スイス製の運動靴である。
これだけ、芸能界一の健康マニアを標榜する俺である、当然、このシューズの存在は、以前から見聞きし知っていた。
例えば、劇作家の鴻上尚史さんと健康対談したときは、鴻上さんが中年らしからぬスリムなボディーラインを維持している秘訣として、「365日、何処へ行くのもこのMBTで通している」と聞かされた。しかも、渡欧すると必ず、「その靴は本当に効くのか?」と聞かれ、「ヨーロッパでの認知度の高さに驚いた」と言っていた。
雑誌をみても、ここ数カ月の出稿量は膨大であり、また健康雑誌での特集も多い。俺が読んだ限りでも、大泉洋さんや、冒険家の三浦雄一郎さんも愛用者だ。
都内には、直営店が次々と開店してきている状況だ。
靴だけに足並みをそろえるかのような、この大攻勢に、俄然、このMBTの存在が気になってきたのだ。
それではMBTとは?
まず、この名称からしてキャッチーだ。アメリカの何かのプロスポーツのリーグかと思いきや、語源はアフリカにあるのだ。
MBTとは、マサイ・ベアフット・テクノロジーの略である。
つまり日本語に約せば、「マサイ人の裸足の技術」である。
いったいなにのことやら?
開発の歴史をたどろう。
スイス人技術者のカール・ミュラー氏は、日頃、腰痛に悩んでいた。ある日、舗装済の平らな道より、土や草など不安定な表面を歩く方が疲れない経験を元にアイデアがひらめいた。その証拠に、マサイの人々は裸足で歩いているにもかかわらず腰痛と無縁の美しい姿勢を保っている。これは裸足で大地を歩くことにより人間が本来持っている姿勢制御能力を高めているからだと考えた。そして、6年間の研究の末、彼は全く新しい製品の発表にこぎつける。1996年に商品化され、いまでは20カ国以上で展開されている。
そして、発想のヒントとなった、このケニアの草原で現在も一部素足の生活をし、美しい歩行と、高い跳躍力で知られる、誇り高き民族マサイの人々の名を冠して、MBTと名付けた。
そのマサイ族が自然に行っている歩き方を、現代のアスファルト上で実現させたのが、このMBTなのだ。
(浅草キッド、水道橋博士)
(2007.06.15紙面掲載)
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トラックバック時間: 2007年07月13日 13:56

