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自宅でMac(7)―iMovieHDとiDVDで動画もばっちり
アップルのパーソナルコンピューター「Mac(マック)」は、モニターと本体一体型の「iMac」の場合、12万4800円という手ごろな価格からラインアップされている。ウィンドウズ・パソコンにも同程度の性能と価格帯の機種はあるが、Macが決定的に違うのは、市販品並みの高機能なソフト群があらかじめ本体にインストールされている点だ。先週の写真ソフト「iPhoto」に引き続き、今週はビデオカメラで撮った動画を整理・活用できる「iMovie(アイムービー) HD」と「iDVD」を紹介しよう。
家庭用ビデオカメラで撮った映像は、デジカメの写真以上に「撮りっぱなし」となる危険性が高い。ビデオはテープやバッテリーの続くかぎりダラダラと撮られることが多く、後で見たいシーンにたどりつくのに時間がかかる。そのため、見返すのがおっくうになりがちだ。そうならないためにはやはり、簡単でもいいから「編集」作業が不可欠だ。
映像の編集というと「面倒、難しい」という先入観にとらわれている人が多い。しかし、iMovieなら思いのほか簡単に編集ができる。手順は以下の通りだ。
(1)Macとビデオカメラをカメラ付属のFireWire(IEEE1394)ケーブルで接続する
(2)カメラの電源を入れてiMovieを起動。画面の指示に従ってクリックするだけでカメラ内のビデオ映像が自動的にiMovieに取り込まれる。映像はシーンごとに分割され、画面に各シーンの縮小画像が表示される
(3)全体を再生しながらチェックし、不要なシーンはその場でカットする

(4)iMovieには、アップルのデザイナーが制作した編集フォーマット(テーマ)や音声、特殊効果があらかじめ用意されている。へたな市販ソフトよりも、はるかにセンスのいいフォーマットだ。この「テーマ」の中から好みのものを選び、(3)で残した映像を挿入する
(5)必要なら効果音を入れる。iMovieに標準で用意されている自然の音や鳥の声、人の声などのほか、音楽ソフト「iTunes」に取り込んでいる音楽もBGMとして利用できる
(6)さらに必要なら、映像や音声に特殊効果を施す。映像の場合、明るさや再生速度を調整したり、全体の色調をモノクロやセピアなどに変えられる。また、映像と映像をフェードアウトでつなぐことも可能だ。音声では、撮影時の雑音を取り除いたりエコーをかけるなどの効果が付けられる
(7)でき上がった“作品”を保存する。内蔵ハードディスクのほか、ケーブルでつないだビデオカメラのDVテープに録画する(書き戻す)こともできる。また、メールへの添付用やウェブサイトやブログでの公開用、iPod保存用、「iDVD」を使ってDVDに保存するなど、目的に応じた形式で容量や画質を自動調整する書き出しもできる。
ここで登場した「iDVD」は、iMovieと同じくMacに最初から入っているソフトで、DVDへの書き出し保存を行ったり、保存する際の“表紙”にあたる「メニュー」が作成できる。映像や写真からスライドショーを作る機能も備えているので、撮影した映像や写真をまとめてDVDに保存するだけなら、最初からiDVDを使うのが簡単だ。
ちなみに、デジカメの動画機能で撮影した映像も、ビデオカメラと同様、Macで整理・編集できる。最近のデジカメは高画質で長時間の映像を撮影できるので、日常生活の動画撮影はデジカメで気軽に行い、後の処理はiMovieやiDVDで簡単に済ます、というのが賢い使い方だ。
写真上
元の映像(左上)を古い映画フィルムのようにしたり(右上)、雷を走らせたり(左下)、火花を飛ばす(右下)などの加工がクリックひとつで簡単にできる。HD(ハイビジョン)映像にも対応している
写真下
BGMや効果音をどこに挿入したかが時間軸の中で確認できるので、映像との同調も簡単(2007.06.14紙面掲載)
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