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おもちゃのカンヅメ「金のエンゼル」は交換するな!
森永卓郎「B級コレクション」
金のエンゼルなら1枚、銀なら5枚でおもちゃのカンヅメがもらえる。もちろん、森永チョコボールの景品だ。子供のころ、エンゼルがでるのを期待して、チョコボールのくちばしを引き出した思い出は誰にもあるだろう。
ただ、銀のエンゼルは出ても、金のエンゼルはなかなか出ない。それも、誰もが経験しているはずだろう。実際、私自身も、これまでの人生のなかで数多くの銀のエンゼルと出合ったが、金のエンゼルはみたことがない。
インターネットには、大量にチョコボールを買って、当たりのでる確率を検証する実験がいくつも紹介されているが、銀のエンゼルの出る確率は5%前後だが、金のエンゼルの出る確率は1000分の1程度しかない。
ただ、おもちゃのカンヅメは、月間2万個も森永製菓から発送されているそうだから、銀のエンゼルを集めて交換している子供たちが、相当多いのだろう。
おもちゃのカンヅメの歴史は、いまから40年前の1967年、マンガのカンヅメとして始まった。当時はマンガのミニ本が入っていた。そして、正式におもちゃのカンヅメという名前でスタートしたのが69年。70年代後半に一時途絶えたが、79年に復活し、現在まで続いている。
おもちゃのカンヅメは相当な数が作られているにもかかわらず、意外にコンディションのよいものは残っていない。苦労して集めた銀のエンゼルだから、送られてきたカンヅメはすぐに開封され、中身のおもちゃも使われてしまうからだろう。
おもちゃのカンヅメは数年に一度のデザイン変更が行われるので、チョコボールを食べ続けていれば、最新バージョンを集め続けていくことが可能。ただ、昔のカンヅメは、ネットオークションで集めるしかない。そこそこの数が出ているので、時間をかければ、初代から一通り集めるのも不可能ではない。
チョコボールコレクションで1つだけ注意すべきことがある。それは、万が一金のエンゼルが出てもカンヅメと交換してはいけないということだ。くちばしを切り取らず、そのままネットで売れば思わぬ高値が付く。それだけ金のエンゼルは希少である。(2007.06.27紙面掲載)
