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水道橋“博士ズ”ブートキャンプその3
■水道橋博士「博士の異常な健康」
『ビリーズブートキャンプ』短期集中講座3週目。
さて、この米軍ダイエット部隊は先月20日の日本上陸から1週間の滞在中にDVDのCM撮影のほか、テレビ番組20本以上に出演。ブームは続き、さらに、このDVDキットの注文は殺到、売り上げは、数十億円になるという見込みだ。
まさにハリウッドスター並みの荒稼ぎなのである。
さて、このビジネスモデルが当たった要因に、『ビリーズブートキャンプ』を7日間チャレンジして、毎日の結果を付属のチェックシートに記入し、3週間以内に返送すれば5千円キャッシュバックという方式がある。これは体重管理、達成目標の確認というメリットもある。早い話、ラジオ体操のスタンプカードと同じである。
結果的に実質9700円になるとモチベーションにも影響する。しかもゴムバンド付き。今後、DVD4枚組を繰り返し視聴することを思えば、お買い得感があるのは事実だ。
しかし、それでも、日本製のような、繊細さに欠けるところがある。
練習するときは、画面の左右は逆になるので、後ろから撮った絵がリモコン一つで切り替えられれば便利であるだろう。
またバックダンサーは、いかにも寄せ集めであり、もっと美形を望みたい。いっそ日本人向けに、女性用に関ジャニ∞とか、若者用にはハロプロだけなどのアレンジだって考えられる。
そして、俺が一番違和感を感じたは7日間やり遂げた最後の最後にビリーが語ったせりふだ。
「それからもう一つ。イラクで頑張ってる兵士たちに敬意を。現地で一緒にトレーニングして楽しかった。オレたちが応援している!」と言った後の締めは、いつもの「ヴィクトリー!!」だが、一体、何に勝ったのだ? イラク戦争に加担するつもりは一切無い俺には、興ざめだった。
もともと輸出など考えていない、アメリカ国内向けに、愛国心スパイス丸出しで作ったのではあろうが。
しかし考えてみれば、このブームも、米軍に占領され、洗脳された日本人が軍事訓練させられたようなものではないか。
これなら、日本版のオリジナルを、例えば、角田信朗(写真)隊長で作るべきではないか。
ビリーバンドの代わりに、日本が世界に誇る発明である、加圧トレーニングの加圧ベルトを使えばどうだろう…。なかば、本気で、俺は夢想している。
(浅草キッド、水道橋博士)
(2007.07.20紙面掲載)
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