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夏の夜に星と語る「天体観測」の趣味
「天体観測は長く続ければ続けるほど面白い趣味。実は毎月のように天文現象にめぐり合うチャンスがあるんです。8月は13日の明け方にペルセウス座流星群。さらに28日は皆既月食の観察チャンスです」
望遠鏡専門店を運営する㈱スターライト・コーポレーション代表の大沼崇氏は言う。
ビクセン社製の天体望遠鏡に付属している「星空ガイドブック」の著者でもある同氏に、その楽しみ方をレクチャーしてもらった。
「今年は木星のしま模様の構造が、去年と激変しているんです。それは小学生が一番小さな望遠鏡でも気がつくレベル。観察でそういう変化を自分の目で発見できるのが第1の魅力ですね」
肉眼で夜空を眺めるだけでも楽しめるが、やはり欲しいのは天体望遠鏡。最近は1万円を切る商品も多い。
「ただし、望遠鏡を購入するときには注意も必要です。最近、激増しているのが高倍率をウリにした粗悪品。口径の2倍以上になっていたらインチキ商品である可能性が高いと思ってください」
例えば口径60ミリであれば120倍程度まで。250倍、500倍をウリにするのは倍率が高い=高性能と考えがちな素人を狙った商品だという。
「星を見るのに高倍率である必要はないんです。星雲を観察するのであれば20倍でも十分。また、つくりの悪い架台(三脚に固定する部分)も避けましょう」
初心者ならば取り扱いの簡単な屈折式+経緯台式の望遠鏡がおすすめだ。価格も5万円台でベストなものが入手可能。
「東京など、都会では天体観測が難しいと思われがちですが、逆に空気がよどんで揺らぎが少ないので惑星観察には向いています。月の観察などには適している部分もあるんです」
また、旅先でも望遠鏡があると面白い。
「持ち運びできるような小型のものは高価になるんですが。例えば南半球に行けば、南十字星など日本では見られない星たちに出合えます」
夜は部屋で酒を飲むのではなく、星空を。
これも立派な大人の趣味だ。
スコープタウン0800・600・5759(http://scopetown.jp/)(2007.08.09紙面掲載)
