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50歳からのマネー講座(6)―親の介護
50代ともなれば、高齢の両親を介護したり看取った人も多いだろう。また今後、配偶者や自分自身の介護についても考えねばならない。
50歳以上約33万人参加のコミュニティーサイトを運営する「シニアコミュニケーション」が、会員を対象に保険商品に関する意識調査をしたところ、より保険料を増やしたいのは「自分の介護」に関する保険で31%。また、「親の介護」保険を増やしたいという人も5%いた。
一方、内閣府が老後の生活費について聞いたところ、半数近い48%の人が「働けるうちに準備し、家族や公的援助には頼らないようにすべき」と答えた。「家族が面倒をみるべき」という回答は年々減少し、7%だった。家族といえども個人がそれぞれの生き方を尊重するという価値観が浸透。子供に介護してもらうことを嫌がる親が増えてきたためだという。
ただ、徘徊(はいかい)や失禁といった認知症の兆候が現れたとき、介護施設に預けるかどうかの見極めは難しい。
「我慢していると、家庭内での暴言や暴力に発展することも多い。憎しみを抱いたときが判断の分水嶺(ぶんすいれい)。ただし、せっぱ詰まると、あわてて劣悪な施設に駆け込み後悔する。事前に良質な施設を探しておくことがポイント」と介護施設関係者は言う。
ところで、公的介護保険に入っていても、これまで給付対象だった「食費の一部」や「多床室居住費」などは2年前から自己負担に変更され、要介護認定の基準も厳しくなった。
「今後、特養老人ホームなどのベッドの95%は民間に移行する。現在、ユニット型個室の利用料は月額平均13―15万円。不足分は民間介護保険で補(ほ)填(てん)を考える必要もある」(民間老人施設経営者)
次回は、「遺言」について考える。(2007.08.16紙面掲載)
■50歳からのマネー講座(1)―年金
■50歳からのマネー講座(2)―退職金
■50歳からのマネー講座(3)―株式運用
■50歳からのマネー講座(4)―投資信託
■50歳からのマネー講座(5)―保険



