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50歳からのマネー講座(7)―遺言
最近、遺言を残しておかなかったために、骨肉の相続トラブルに巻き込まれるケースが増えている。
50歳以上約33万人参加のコミュニティーサイトを運営する「シニアコミュニケーション」の調査でも、回答者の4割近くが「相続可能性のある不動産がある」と答えている。また、相続した不動産の活用方法を聞くと、都市部の集合住宅の場合、56%が「賃貸物件として活用する」と回答し、都市部の一戸建てでは25%が「売却する」と答えた。
では、遺言はどのように残すのがよいか。まず、自分に万一のことがあった場合、
(1)保険金は誰にいくら出るのか
(2)誰が相続する権利があるのか
―を確認することが大切だ。
もっとも費用のかからない手軽な方法は、自筆で遺言書を書く「自筆証書遺言」。ただし、自分しか知らない場所に隠していると、発見されない可能性がある。また、見つかっても隠蔽(いんぺい)されることもあるので注意が必要。
一方、公証人が作成し、原本は公証人役場で保管されるのが「公正証書遺言」。法的に有効な文書だが、費用は20―30万円かかる。
最近注目されているのは、信託銀行が取り扱う「遺言信託」。遺言書は確実に実現され、相続の手続きまで代行してもらえるが、費用の相場は100万円以上という。保管だけを行う業務や、相続手続きを代行する「遺産整理業務」もある。
第三者や弁護士、司法書士などに遺言執行者を依頼する方法もある。費用は、ケースによって違い、話し合いで決まることが多いようだ。(2007.08.23紙面掲載)
■50歳からのマネー講座(1)―年金
■50歳からのマネー講座(2)―退職金
■50歳からのマネー講座(3)―株式運用
■50歳からのマネー講座(4)―投資信託
■50歳からのマネー講座(5)―保険
■50歳からのマネー講座(6)―親の介護




