TOPコラム / ピックアップ > 「総合火力演習」で見た自衛隊の特質
脱メタボ!!腹巻きタイプの骨盤サポーター…メタボ対策、腰痛対策に
不動産のことなら住友不動産販売…お住まいのお役立ち情報が満載!

「総合火力演習」で見た自衛隊の特質

■週刊軍事情報
 ミリタリーファンの夏の風物詩といえば、陸上自衛隊が毎年8月末に東富士演習場(静岡県御殿場市)で行う「総合火力演習」。今年は導入が始まったばかりの攻撃ヘリAH―64D(アパッチ・ロングボウ)が初登場した。一方で30年以上前に制式採用された74式戦車も立派に現役なのだが、この2つを眺めると、自衛隊の特質が見えてくる。

 今年の火力演習は8月23―26日に戦車などの車両約460両、人員約2000人が参加。このうち一般公開日前日の25日に夜間演習(写真)を取材したが、このとき74式戦車が搭載しているサーチライトで標的を照らすシーンがあった。このサーチライトが実は自衛隊の“持病”を端的にあらわしているのだ。

 というのは、このサーチライトはアクティブ式赤外線暗視装置(正確には赤外線投光機)でもある。暗視装置は湾岸戦争やイラク戦争での活用で周知のように、現代戦には必要不可欠な装備。

 なんだ問題ないじゃないか、というのは早計で、今使われているのは自然光や物体が発する熱線を増幅するパッシブ式なのだ。戦場でアクティブ式を照射すれば自分の居所を敵に教えていることになる。自殺行為だ。

 このアクティブ式、制式化当時から「前時代的」と言われていた。技術は日進月歩だ。かといって高価な装備をころころ買い替えることはできない。それだけに手持ちを改良して使うのは非常に重要なのだが、どういうわけかこれまでの自衛隊装備の変遷を見ると一度導入された後は改良がほとんどみられない。

 陸自の戦車は90式が最新式なのだが、数の上では74式戦車がいまだに主力。とすれば爆発反応装甲などの追加装甲を取り入れるなどして戦闘力を高めたり搭乗員の生命を保護したりすることを考えるのが合理的だ。

 実際にはそうではないのは自衛隊にとって「戦争」が現実味がないからといえば、うがちすぎだろうか。最新・最強のアパッチの機体色の暗いトーンと74式戦車の夜間の投光機の明るさが妙に対比的だった。
(2007.09.04紙面掲載)

投稿日: 2007年09月19日

トラックバックURL:

カーコンビニ倶楽部

最新記事

夕刊フジBLOGから

コラボ企画

オススメサイト

夕刊フジBLOGモバイル

  • http://yfuji.jp/
    夕刊フジBLOGモバイル
  • 携帯も夕刊フジBLOGモバイル