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今だから知っておきたい地震保険
9月1日は、「防災の日」だった。防災訓練や、スーパーなどの防災グッズセールスで危機感も高まる時期。だが、時間がたってノド元すぎれば…。そうなる前にいろいろと「備え」ておくべし。で、今回は地震保険の最新事情―。
まずは基礎知識。地震保険は火災保険に付帯して契約するもので、補償額は火災保険で契約した保険金額の30~50%。ただし、建物は5000万円まで、家財は1000万円が支払い上限だ。
先月末、地震保険の保険料率などを算出している損害保険料率算出機構が、2006年度の火災保険加入者のうち地震保険にも加入した割合(付帯率)を発表した=別表。全都道府県が前年度比で増加し、全国平均は同1・4ポイントプラスの41・7%、03年度から4年連続の上昇だ。02年度が33・3%だったから、相次ぐ大地震が、地震保険への契約につながっているようだ。実数でも1000万件を超えている。
付帯率の伸びが最も大きかったのは徳島の4・1ポイント。東南海・南海地震による被害が想定される四国4県などで高い伸びとなった。7月の中越沖地震=写真=で被害を受けた新潟は2・1ポイントの上昇で、04年の中越地震以降、全国平均以上の伸びが続いている。3月の能登半島地震の石川は26・3%で43位だった。付帯率が最も高かったのは高知の69・2%。5割超は05年度の5県から9県に増えた。
そんな地震保険の保険料が来月から、1966年の発売以来41年ぶりに抜本改定される=地図。平均では約8%値下げだが、政府の「地震調査研究推進本部」の確率データに基づいて都道府県別危険度を見直したため、安くなる地域もあれば負担増も。「4」等地の東京、静岡などは、岩手や鹿児島など最も安い「1」等地に比べ、保険金1000万円当たり3倍強の3万1300円も支払う必要があるのだ。
ただし、地震被害の石川、新潟は新区分でも、それぞれ「1」「2」等地と比較的“安全地域”。思うに任せぬ地震予知の現状を反映した保険料の高安は今後、見直しの声が出る可能性も。
そんななか、保険業法の改定で、少額ながら地震で生じたさまざまな費用を、火災保険契約とは関係なしに単独で補償する商品も登場している。
日本震災パートナーズの保険「リスタ」で、モデルでは年間保険料2万1000円で最大600万円まで保険金が支払われるという。従来の地震保険は建物や家財だけが対象だが、リスタは「家族の緊急避難や引っ越し、ホテル代など仮住まい家賃、生活必需品から住宅ローンまでが対象です」(同社)。
インターネット営業に加え、今年4月からは全国53社と代理店契約。今月からは法人も契約できる商品を発売。「住宅業者と契約して『地震補償付き住宅』も投入できる」(多田健太郎社長)ほか、賃貸住宅向け商品も来春までに準備するという。(2007.09.04紙面掲載)




