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治療と予防どっちがお得?―「虫歯」
【治療】
経営コンサルタントの田口基夫さん (42 )=仮名=は半年ほど前、チャーハンを食べていて奥歯が折れた。知らずに「こげ」の部分を噛んだ瞬間、ゴキッと鈍い音を感じ、舌先をはわせると、左上の奥から3本目にあるべきはずの歯が1本欠落していた。
あわてて歯科医院に行って治療を受けたが、保険が利く金属のブリッジにするか、あるいは自由診療のセラミックブリッジやインプラントという選択肢もあると説明を受けた。
根っからの「歯医者嫌い」の田口さん。3年前に虫歯の治療で通ったのを最後に、歯科医院とは付き合いがなかった。今後もできれば付き合いたくないので、高額治療を覚悟の上でインプラントを選択。形の上では「歯抜け」は解消したのだが…。
【予防】
田口さんの親友の高橋朋広さん (41 )=仮名=は打って変わって慎重派。健康管理にも熱心で、半年に1回は歯科医院に出向いて歯のチェックをしている。
東京・中央区にある二宮歯科医院の二宮健司院長は、「どんなに歯を磨いても、歯石は付くもの。定期的にチェックをしていれば、たとえ虫歯ができても早期で治療ができるので重症化は防げます」と高橋さんの姿勢を支持する。
おかげで高橋さんは、これまで治療といっても初期診療。この3年間は健診レベルの治療だけで推移しており、歯の健康は 完璧(かんぺき)に保たれている。
たとえインプラントといえども、機能の面において「自分の歯」にはかなわない。こまめにチェックするほうが、「安くて安心」ということだ。(2007.09.18紙面掲載)

