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ストレスが原因の口の渇きは口臭の元にも
営業マンのIさん(27)は、親戚のコネで2カ月前に転職してきたばかり。ヒマだった前の会社と違い、連日の午前様。しかも社内では常に“部長の甥”としてみられ、心身ともに疲労 困憊(こんぱい)だ。そんなIさん、いつしか食事中に「飲み込む」という行為が苦手な体質になっていた―。
「ストレスがかかると交感神経が優位になり、唾液分泌量が減ることがある。いわゆるドライマウスという病態ですが、その典型的な症状に“飲み込みにくい”というものがあります」と語るのは、日本歯科大学の八重垣健教授。普通なら難なく飲み込める食べ物も、汁物と一緒でなければ飲み込めない。口の中が常に乾燥しているので、口臭が気になる人も多い。
ドライマウスと診断するためには、何もしない状態で15分間に1・5ミリリットル以下、ガムなどを噛んで10分間に10ミリリットル以下しか唾液が分泌されない状態。
「口の渇きを訴える人の診断で重要なのが、シェーグレン症候群との鑑別。この病気は難病指定されている自己免疫疾患(自分の体の組織に対して免疫反応を起こして攻撃してしまう病気)で、高度医療の対象です。そうではなく、ストレスによる一時的な口の渇きであれば、 口腔(こうくう)衛生に注意をすることで対処可能です」(八重垣教授)
最近は唾液分泌促進ガムや、高齢者には唾液代わりに口の水分を保たせる口腔ジェルもある。
しかしそれよりも気をつけなければならないのが“虫歯”だ。
「唾液量が少ないと口の中の衛生状態が悪化するので、高率で虫歯が見つかります。特に中高年は歯の根元がう蝕しやすい。半年に一度は歯科検診を受けフッ素コーティングをするといい」(八重垣教授)
Iさんの「口の渇き」は、おそらくストレス性のもの。早く歯医者に行きなさい!(2007.10.04紙面掲載)
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トラックバック時間: 2007年10月28日 20:04

