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添加物辞典「グリシン」

 コンビニ弁当では「グリシン」という表示もよく見かける。これはタンパク質を構成するアミノ酸の中で最も簡単な構造で、鎖のようにつながった物質だ。水に溶けやすい白色の結晶で、甘みがある。

 用途は、調味料や日持ち向上のためなどだ。コンビニ弁当で使う場合は、以前紹介した「PH調整剤」などと組み合わせることによって、2―3日の短期間だけ菌の増殖を抑制。腐敗を遅らせて、食中毒を防ぐ目的があるが、分類上は保存料ではない。

 表示は、食品の日持ちをよくするために使う場合、保存料ほどの効果はないため「グリシン」という物質名だけを記すことになっている。調味料として使用される場合は、「調味料(アミノ酸など)」と表示されるらしい。

 また、筋肉を弛(し)緩(かん)させる一過性の障害報告や発育障害がみられるとの指摘もある。これに対し、日本食品添加物協会では「元々体を形作る成分であり、体に影響が出ることはない」としている。(2007.10.05紙面掲載)

投稿日: 2007年10月25日

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