この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
有楽町駅前のニュースポットはオジさんにも魅力的?
花の銀座、有楽町はどう変わったか―。JR有楽町駅前再開発で12日にオープンした「イトシア」。首都高速ガードの彼岸には「マロニエゲート」もひと足先に営業を始め、周辺は大いににぎわう。フジ読者世代のアンテナ役として、記者(45)が歩いてみた。
■あの吉野家の正面
イトシア開業間もない平日午後、JR有楽町駅前に降り立った。サラリーマンにとって、この地のランドマークといえば吉野家。アルバイト出身社長として知られる安部修仁社長がかつて店長を務め、出世の糸口を掴んだ旗艦店だ。記者はときどき無性に牛丼が食いたくなると、ここに来る。
同店正面には、これまでなかった駅前広場が広がり、大きな地下道入り口が開いている。以前は外堀通りからJRガード下を「ビックカメラ」側に抜けることができた車道は、歩行者専用に変わった。ちなみにビックカメラ対面、JRガード下の立ち食い「名代後楽そば」のソース焼きそば340円も、ときどき無性に食べたくなる味。
■1時間半待ち
だが、流行に敏感な人たちの人気の味は違うようだ。地下道を降りたイトシアB1で行列が目にとまる。新宿に次いで国内2店目という「クリスピー・クリーム・ドーナツ」で、100人余り並んだ最後尾には1時間30分待ちの看板が。奇矯にも前日並んだ同僚記者は「家に持って帰ったら、『並んでも買えないのっ』と娘が飛びついた」そうだ。
上階8Fまでの「有楽町マルイ」は、この日もお嬢さんや元お嬢さんでごった返す。1割以下の殿方は、明らかに当方同様の視察組か、髪の突っ立った若衆。メンズの6Fはインテリアもショップも黒ずくめ。皮革パンツやらの先端ファッションばかりで、記者はやや疎外感。ただし、フロアガイド冊子に、ウエスト88センチ以上を扱う店を明記していたのは感心だ。
■意外とイイ借景
別棟「イトシアプラザ」には映画館やレストランが入る。駅前広場側にはテラス席もあり、有楽町駅ホームや新幹線を見下ろす借景がなかなかよろしい。
再び地下に戻り、通路を行くと、いつの間にかパスポートで世話になる「東京交通会館」に迷い込んだ。昭和の雰囲気のシンプルな洋品店や靴店にちょっぴり安堵も。
一旦、地上に出て首都高速ガード下の「銀座 INZ」と外堀通りを越えると、「プランタン銀座」とともに1971年まで読売新聞社本社だった地の一角に「マロニエゲート」を見上げる。実はこのINZ、千代田区と中央区の間で区界が決定されていない。店舗などは「中央区銀座※丁目※番地」と便宜表示しているそうだ。
■また行列…
先月1日にオープンしたマロニエは、イトシア以上に女性比率が高い。男性客は100人に1人か2人という感触。確かに、「銀座ハンズ」と称する東急ハンズ以外は、ほぼ女性向けショップ。ただ、上階にある有名シェフ石鍋裕氏の「ベトナム・アリス」や「ブラッスリー ポール・ボキューズ」などグルメな店は気になった。
ついでに、今年順次、大幅リニューアルしてきたプランタンのデパ地下を覗く。ここでも、「ミエル」というドーナツ店に行列が。流行最前線がドーナッとるか、垣間見た気がした。(2007.10.19紙面掲載)



