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汗っかきに受難の季節、「涼しい顔」を取り戻そう!
ワカコ先生の男・美肌塾

冬でも汗だくのお父さんっていますよね。これからは会社も電車も暖房が入るので、汗っかきの人にはつらい季節です。
冬でも汗をかく人の中には、糖尿病や甲状腺機能亢進症などの内臓疾患による汗の可能性もあるので、ばかにはできません。でも、そうではない多汗症であれば、皮膚科での治療対象となります。
多汗症の中でも多いのが、脇の下や手のひら、足の裏など限られた部分に汗をかく局所性多汗症。こうした症状で皮膚科を受診すると、塩化アルミニウムの外用剤や抗コリン薬という経口薬を使った治療が行われます。塩化アルミニウムというと驚かれるかもしれませんが、じつは汗を抑える作用が知られていて、市販の制汗剤などにも使われているんです。
電気を流して汗腺を破壊したり、汗を支配している神経を切除する手術もありますが、最近ではボツリヌス菌を注射する「ボトックス治療」が人気です。毒素として知られるボツリヌス菌を注入すると、神経筋接合部に作用して汗が出なくなるんです。この治療法、毒素に対する不安を持つ方がいますが、治療で使う量はごく微量。以前から美容外科などでシワ取りの目的で使われてきた実績もあり、安全性は確立されています。
それより問題なのは痛み。手のひらや足の裏への注射は、思いのほか痛いもの。それで逃げ出す患者さんもいるんですよ。
ボツリヌス菌の制汗効果は4―5カ月程度。クリスマスにどうしても汗をかくわけにいかない人は、今のうちにどうぞ。
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すずき・わかこ
1994年東京慈恵医会医科大学医学部卒業後、国立大蔵病院皮膚科等を経て2000年用賀ヒルサイドクリニック開院。トータルアンチエイジング研究会副会長。用賀ヒルサイドクリニック:http://hillside-cl.com/(2007.10.31紙面掲載)

