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中国の100歳を越える長寿村の不思議

 長生きするお年寄りが多い「長寿村」は世界各地にある。そのうちのひとつ、中国・桂林の近郊の「祥田村」には100歳を超える人も多い。周辺の村よりも皆長生きで、寝たきりになる人もいないといわれる。日本などと比べると、医療環境や栄養状態などは良くないはずなのに、なぜ「元気で長生き」ができるのだろうか。

 祥田村は桂林中心部から南西に車で1時間ほど。稲わらを積んだ牛がデコボコ道をのんびりと歩く風景は、昔の日本の農村を思い起こさせるような景色だ。付近は昔からウリ科植物の「羅漢果」の産地で、いわば羅漢果の里。ここに住む長老たちは、生の羅漢果を煮出して作るお茶を愛飲してきたという。

 午後のお茶の時間ともなれば、集会所に100歳を超える元気な老人が続々と集まってくる。羅漢果茶を手に、女性はおしゃべりや歌を歌い、男性は札遊びに興じる。

 今年で102歳という王正桂さんは「朝起きると花に水を、飼っているアヒルとニワトリにはエサをやります。掃除も洗濯もなんでも自分でするから忙しい」と話す。若い時分は教師だったそうで、今でもメガネをかけて本を読むのが好きだという。

 「肉はあまり食べずに野菜が中心。村の人や家族はだれもが仲良しでケンカもない。細かいことを気にしないことだね」とも。

 散歩から帰ってきたばかりという別の老人は、「羅漢果茶は夜の晩酌と並ぶ楽しみのひとつ。小さなころから飲んでいるので気には留めないが元気の素かもしれない。村には美人がたくさん居るじゃろう? 男はいくつになってもモテたいもんだよ。好みのタイプは年上の女性だな」と大笑い。

 どうやら「楽しく前向きに」の精神こそ長生きの秘訣のひとつようだ。(2007.11.13紙面掲載)

投稿日: 2007年11月30日

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