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軽くても必ず受診を「めまい」

 “めまい”と一言でいっても原因には、耳の障害、脳・神経の障害、生活習慣病など全身疾患、うつ病などの心因性の4つに大きく分けられる。とくに耳は体の平衡感覚をつかさどる器官なので、はっきりとグルグル目が回る「回転性のめまい」は耳の病気を原因とするめまいの特徴だ。

 その“耳のめまい”の4―5割を占める、とりわけ多いのが良性発作性頭位めまい症。頭をある一定の方向に動かした瞬間にめまいに襲われる病気だ。原因はよく分かっていないが、頭の傾きや重力を感知する耳石器の耳石(炭酸カルシウムでできた結晶)がなんらかの理由で脱落して、頭や体の動きをとらえる三半規管内に堆積したり、浮遊することで起こると考えられている。

 めまいを起こす耳の病気の中には耳鳴りや難聴を伴うものもあるが、耳症状はなく、耳石も自然と新しく作られるので深刻ではない(良性)。が、めまいが激しい場合は吐き気や嘔吐で当初はビックリ。繰り返すうちに次第に慣れ、めまいが軽く感じられるようになっていく。

 東京厚生年金病院耳鼻咽喉科の石井正則部長は「他の病気と違って、めまい発作を予防するのではなく積極的にめまいを起させ、慣れることが症状の改善につながる」という。めまいは病気の重要なサイン。たとえ軽くても必ず受診することが肝心だ。

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「良性発作性頭位めまい症」チェックリスト
(1)朝起き上がったときめまいがする 
(2)寝返りを打ったときめまいがする 
(3)上を見上げたときめまいがする  
(4)頭を下に向けたときめまいがする 
(5)回転性のめまい         
(6)数秒から2分以内に治まる    
(7)治まっても繰り返し起こる    
(8)病気などで何日も寝ていた    
(9)頭を激しく動かした覚えがある  
(10)時間とともに次第にめまいが軽くなる

「(1)―(4)はどれか1つ以上、必ず決まった頭の位置で耳鳴りや難聴を伴わない“めまい”が起こるのが大きな特徴」(石井医師)(2007.11.26紙面掲載)


投稿日: 2007年12月13日

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