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西山昭彦氏の「同時に出来ることを考える」
時間は平等だ。でも、仕事のうまくいっている人は、例外なく細切れ時間の使い方がうまい。まずは1分という時間ですらおろそかにしない時間管理の基本をふまえたい。
【1つの時間で複数の事柄を処理する】
時間の多面利用、つまり同じ時間をつかうなら、同時に様々なことをこなしたほうが効率的である。人と会食する場合でも、もう1人いてもいい。会わせると面白そうな人をこの機会に引き合わせてみる。さらに、流行の店に来ている客層を観察することで、マーケティングリサーチにもなる。たった1度の会食でも、とても得るものが多くなる。
【保存・蓄積が将来を決める】
本を読んでも「ああ面白いな」で終わってしまっては将来何の役にも立たない。時間をつかって獲得した重要な知識は、未来のために保存・蓄積させていく必要がある。必要なページはコピーをとって、自分のファイルに保存してはじめてその時間が有意義だったということになる。
【自由のない「刑務所環境」をつくる】
時間を最高に活用するためには、なにより集中して過ごす必要がある。すぐれた集中力があれば、5分の時間を他の人の10分にも30分にもすることができる。それには集中力そのものを鍛えることはもちろん、集中できる環境を整えることが大事だ。
一言でいえば「刑務所環境」。逃げられない。娯楽がない。時間だけがある環境だ。自由のあるときはやろうと思わないことでも、なにもしないよりはマシで手をつけるものだ。会議中や通勤電車なら、試験のための暗記ものもはかどる。外国語の学習テープも、なにもないときは耐えられないが、電車の中なら耐えることができる。自由のない退屈な時間こそ、集中のチャンスだ。
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東京都出身。一橋大学社会学部卒、ハーバード大学大学院修士課程修了、法政大学大学院博士課程修了。経営学博士。東京女学館大学国際教養学部教授・東京ガス西山経営研究所長。著書『こま切れ時間活用術』ほか49冊。(2007.11.28紙面掲載)

