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友川カズキ「競輪三昧(ざんまい)」第12回
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競輪には”格”ということがあり、時にはそれが車券にそのまま反映されることもあるにはあるが、それオンリーというだけではない。というところが競輪勝負のややこしさでもあり、面白さでもある。
それは展開ということも、一つの大きな要因になるからで、格が吹き飛ぶことも簡単に起こり得るのである。
今夜の小倉S級シリーズ決勝。私の中では、まだまだその”格”の定まらない2人、1中川誠一郎と2矢口啓一郎が乗っている。順当といえば順当なのだろうが、私は何故か危なっかしい感覚で、この2人のレースはずっと見てきたような気がする。
さすがにS級シリーズともなれば、印は付くし、勝ち上がりもするが、ポカというか、如才なく負けたりするのもまた、何度も見せられているのである。
それはそれで、私自身の「それなりの格」ということになり、一応考え始める中心には置くが、車券は穴買いになり、それもオッズもいいから、ついつい力が入ってしまうのが常である。
今夜のアタマは、5白戸に任せた7中村浩士から9山田、1中川、2矢口、4佐久間の2着と3着を買い、大穴は山田のアタマである。
すんなりラインができる矢口が逃げて一本棒、という形にはなりそうもないし、私自身、なって欲しくないのである。
何も選手だけではなしに、ファンとてグランプリに向けて、もう走り出しているのである。 (歌手・画家、友川カズキ)
