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予防は「適量」あるのみ「アルコール依存症」

 酒は百薬の長。適量に飲めば血液中の善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を予防するといわれる。精神的緊張もときほぐし、ストレス解消にはもってこい。だが、そんなありがたい“明日の活力”も頼りすぎたら逆効果。次第に手放せなくなり酒中心の生活に陥ってしまうのが依存症だ。

 厚労省の調べでは、患者は全国で80万人、一歩手前の予備軍は440万人というから、自分では気づいていないサラリーマンも多いはず。毎日でも晩酌ていど(習慣性飲酒)ならいいが、1回の量が少量でも、日常の合間に何回も飲む(少量分散飲酒)ようになると、りっぱな依存症。

 進行すると酒が切れることで動悸、イライラ、発汗、不眠、手指のふるえなどのいわゆる禁断症状が現れる。この症状を抑えるためにまた飲むといった悪循環にはまり、しまいには酒びたり…。

 こうなると治療のために一生断酒の生活が必要になる。末永く酒とお付き合いしたいなら、チェックリストで自分の飲みっぷりを当てはめて自覚することが重要だ。

 予防は「適量」あるのみ。日本人には44%も酒に弱い体質がいるので、これはあくまで目安だが、ビールなら大ビン1―2本、ウイスキーダブルは1―2杯、日本酒で1―2合。これに週1日以上は休肝日があればもっといい。

「アルコール依存症」チェックリスト
(1)以前に比べてたくさん飲まないと酔わない
(2)以前に比べて強い酒を飲むようになった 
(3)休肝日を守れない           
(4)朝から一人で飲むことがある      
(5)飲み過ぎて遅刻や欠勤をする      
(6)飲んだときに暴力や器物を破損する   
(7)飲んで記憶が飛ぶことがある      
(8)飲めないと手が震えたり、不安になる  
(9)とくに酒の銘柄は気にならない     
(10)美味しいと思わないが飲まずにいられない

「3つ以上該当するものが、1年にわたって断続的にあると疑いが強い」(クリニック西川/西川嘉伸院長)(2007.12.03紙面掲載)


投稿日: 2007年12月18日

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