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言葉のタネ明かし「月極め」―「極」は「約束する」の意で使われる
12月。「極月(ごくげつ)」ともいう。「極」は、訓が「きわめる・きわまる・きわみ」であることからも察せられるように、端っこ(最後)といった意味ももつ。12月が極月と呼ばれるゆえんである。
常用漢字表に書かれている「極」の訓は先に挙げたものがすべてで、同表の範囲内で「きめる・きまる」の読みがあるのは「決」だけである。
そこで大抵の新聞は「月決め駐車場」「月決め読者」などと書くわけだが、町で一般に見かける駐車場の看板には「月極め」の表記が圧倒的に多い。看板の書き方が間違っているのかと疑問に思う人も結構いるようだ。
国語辞書でも「月極め」派が大いに優勢で、代表的な中型辞書である広辞苑、大辞林、大辞泉はどれも「月極め」しか載せていない。ある小型辞書は「月ぎめ(月極め)」と、かな書きを併記しているものの「月決め」とは書いていない。
「決」は「日程を決める」など「決定する」の意で、「極」は「約束する」の意で使われるのが慣用となっており、辞書が「月ごとの契約」と考えて「月極め」と書くのも当然なのである。
常用漢字表に則した表記を一応の目安とする新聞が「月極め」と書かないのは先述した通りだが、なかには「月決め」を嫌って「月ぎめ」と書いてくる記者もいる。かなで書くのは、もちろん構わない。(2007.12.06紙面掲載)
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トラックバック時間: 2007年12月25日 21:50

