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森永卓郎氏が指南する、ボーナスの使い方
ボーナスが出た企業も多いだろう。が、格差社会や定率減税の廃止による実質増税などで手取額はさえない。こんなときこそ「そんなの関係ねぇ!」と笑い飛ばしたいところだが、つい口に出るのは「どんだけぇ~」ならぬ「こんだけ?」。そこで、庶民経済の神様、経済アナリストの森永卓郎氏に賢い活用法を聞いてみた。キーワードは「使う前に増やせ」だ。
「買い物したり、ローンを前倒しで払ったりするのも選択のひとつなのでしょうけど、私なら増やしてから使いますね」と語る森永氏。
『年収120万円時代 生き抜くための知恵と工夫』(あ・うん刊)の著者でもある同氏は、さえない手取りでも「まとまった資金は貴重」と断言。「増やすならいまはチャンスですし」とボーナス育成論を主張する。
さっそく手取額を30、50、70万円の3つに分けて解説してもらおう。
★30万円コース
「30万円なら銀行株に入れますね。米国発のサブプライム(低所得者向け住宅融資)ローンの焦げ付き問題の影響で、日本の銀行株は総体的に下げましたが、売られすぎの印象があります。みずほ(FG)などは価格的に無理でも、三菱UFJ(同)なら10万円台前半で投資できる。株価が戻りつつありますが、まだねらい目ですよ」
★50万円コース
50万円あれば投資と懸賞稼ぎの両面でより効果的に増やせるという。
「まず20万円で処理能力が高いパソコンを購入する。これを使ってアンケート中心の懸賞サイトにアクセスし、片っ端から謝礼を稼ぐ。名前や住所を自動的に入力するソフトをダウンロードすれば、それこそ片っ端。1回答えて500円もくれるサイトがあるので利用しないテはない」
加えて、振込口座をイーバンク銀行に開けば、同銀のサービス『ゴールドラッシュプログラム』で、口座に現金が振り込まれるたびに、条件付きで1件20円などの現金がもらえる。
「イーバンクも合わせて活用すれば、普通の会社員で1カ月に数万円、わたしなら20万円は稼ぐ自信がありますね」
残りの30万円は日経225のETF(株価指数連動型上場投資信託)へ。「サブプライム問題で、日本市場は世界の市場に比べ、必要以上に下落しているのでここで手堅く運用します」。
★70万円コース
「迷わずリート(不動産投資信託)。これもサブプライム問題による過度な不安の広がりで、日本のリートが軒並み売られた。でも、家賃の下落という悪材料で売られたわけではなく、いまの水準は意味のない下げ。利回り(分配金)も3%程度は期待できます」
リートの投資額は総じて高いが、「『プレミア投資法人』(都心のマンションなどで組成)とかなら70万円あれば大丈夫」。マンションやビルで組成されたリートなら、建物のオーナー気分に浸れるオマケも付く。
「ただし、田舎のマンションなどで組成されたリートの場合、空き室が長く続いたり、家賃が安いなどリスクが高まるので、どこの物件で組成されているのか、しっかり調べましょう」
投資するにはタイミングも大事。サブプライム問題はまだ峠を越えたとはいえず、国内金融機関の追加損失懸念も漂う。
「どうせ投資するなら安く拾いたい。わたしは1月がひとつのチャンスとみていますが…」
同氏の助言を参考に「どげんかせんといかん」ほど頼りないボーナスを勢いよく膨らませよう。


