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KEIRINグランプリ07特集 ― 展開は・・・
すっかり陽が落ちて、立川競輪場のバンクを照明の光がまばゆく、明るく照らす。
超満員の観客がバンクを注目する。
立川競輪場に詰めかけた3万人の観客と全国の競輪ファンが注目するなか、「KEIRINグランプリ07」の号砲が鳴る。
まず飛び出してくるのは、8渡辺晴智だ。すかさずその前に1小嶋敬二が入る。2人は競輪学校での練習仲間で、競輪学校ラインだ。
小嶋は今年、天国と地獄を見た。小松島記念でよもやの落車。14年間で初めての大けがだった。11月の川崎F1で復帰した。
「最後のGPを獲って、今年を締めくくりたい」という気持ちで一杯だ。けがをして分かったこともある。まだ傷は完全ではないものの、ケガが教えてくれたこともあり、傷に「感謝しながら」走る。小嶋は立川のグランプリは2000年以来の走りとなる。
渡辺は小嶋とは何度も連係している。静岡県勢はこれまで1度もGPの優勝はない。ぜひとも獲りたいところだ。
中団が欲しいのは誰も同じ。そこが優勝するにはいい位置だ。
そこに固執するのは4手島慶介だ。
この戦いで一番注目なのは最後にGP9席目の切符を、自分でも「棚からぼた餅」で手に入れた2年連続2回目の出場の手島の出方だ。昨年のGPでも一気にまくってきただけに、今回もありうる。
「見せ場を作る」という言葉通り、必ずどこかで仕掛ける。その仕掛けどころを待つ。
GP初出場で、注目の6兵藤一也は同県の手島の後位を選択した。すべてを先輩、手島に任せるが直線を向いたら、どこからでも突き抜ける勢いを持つ。
競輪界のスタンダードになってきた元祖・大ギアの9山崎芳仁。
「今年は自分でもびっくりするほど流れがいい」という。その流れを最後まで自分のものとして引き寄せる。
山崎―3伏見俊昭―5飯嶋則之のラインができる。競輪と自転車競技を両立させる伏見は、このメンバーの中でGP最多出場となる。世代交代を感じさせる。
そこに続くのが、2佐藤友和―7有坂直樹。
佐藤は、初出場のプレッシャーはあるものの、「楽しみながら走りたい」という言葉通り、余裕のある走りだ。
昨年の覇者、有坂は今年はダービーを勝ち、早めにグランプリの出場を決めた。
「今年の目標は2年連続でGPに乗ること」だった。ベテランは健在だ。
赤板前に上昇してくる佐藤。それを睨みながら徐々にスピードを上げる小嶋。
一気にレースはスピードを早め、バンクも熱くなってくる。
小嶋と山崎の意地を賭けた激しいぶつかり合いが繰り広げられる。
ゴール前、横一線に広がった。競輪の女神がほほ笑みかけるのは・・・。




