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男性不妊症の9割は精子異常<チェックリスト付き>
日本で不妊症に悩むカップルは約180万組いるといわれ、そのうち男性に原因があるのは約70万組。その男性不妊症の原因の約9割を占めるのが精子の異常だ。
健康な成人男性が1回のセックスで射精する量は2―6ミリリットルで、その1ミリリットル当たりに含まれる精子は5―6000万匹。妊娠するためには最低でも2000万匹以上は必要で、しかも、活発に動き回れる元気な精子が50%以上いなくてはならない。2000万匹を下回れば「精子減少症」や「乏精子症」と診断され、1匹もいなければ「無精子症」。
たとえ頭数はそろっていても、まったく運動できない精子ばかりなら「精子死滅症」、そんな運動音痴が70%を占めると「精子無力症」、奇形が60%以上なら「奇形精子症」で、不妊症の原因になる。
これらの精子異常が世界的にも増加していることが指摘されているが、残念ながらその6割は原因不明。残りはチェックリストの該当で、いくつかの原因が考えられるので自分の生産能力に疑いはないか、試しに確認してみよう。
ちなみに元気な精子をつくるにはミネラルの補給が有効。カキや牛肉の赤身、豚レバー、うなぎのかば焼きなどに含まれる「亜鉛」は細胞の代謝に欠かせない。ワカサギやイワシ、カレイなどの魚に豊富な「セレン」は精子の形成を助ける。また「睾丸を冷やすと元気な精子になりやすい」(原院長)という。
★「精子の異常」チェックリスト
(1)睾丸が小さい気がする
(2)射精量が少ないようだ
(3)左側の睾丸の静脈が浮き出ている
(4)サウナなどに入っても睾丸が垂れ下がらない
(5)子供の時ソケイヘルニアの手術を受けている
(6)精液の臭いがわかりづらい
(7)性病にかかったことがある
(8)体毛、ひげが薄い
(9)尿道炎を繰り返す
(10)精液の粘りが強い
「3つ以上該当すれば精子異常の可能性あり」
(はらメディカルクリニック/原利夫院長)(2007.12.17紙面掲載)
