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最後の将軍、慶喜も好んだ黒豆と豚肉

 江戸幕府の最後の将軍となった15代目の徳川慶喜(1837―1913)が、そのポストに就いていたのは1年ほどであるが、大政奉還を断行する。

 260年以上も続いた幕府のシステムは時代遅れになっていて、新時代に対応する能力のないことを彼は誰よりもよく知っていた。慶喜は32歳ですべての公職から去っており、現代風にいえば定年退職みたいなもの。
 そして江戸から駿府(今の静岡)に移り、自由人として生きることを決める。たいへん長生きで、大正2年に77歳で亡くなっており初代の徳川家康よりも2歳長命だった。

 将軍職から解放され、ストレスをなくしたことが長寿の背景であるが、慶喜は食養生の達人でもあった。子どもの時から父の言いつけを守り、黒豆を毎日100粒ずつそして牛乳も忘れずに飲んでいたというから、理想的な健康法である。

 豚肉なども大好きで、「 豚一(ぶたいち)公」というニックネームもあったらしい。そこへいくと気の毒なのは明治新政府のリーダーたちで、木戸孝允、大久保利通は50歳未満、西郷隆盛は51歳という短命で終わっている。

 慶喜の黒豆は長寿のお守りみたいなもので、黒い色素のアントシアニンが脳や血管の若さを保ち、牛乳がイライラを防ぎ骨を丈夫にしていたのである。(食文化史研究家・永山久夫)
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豚肉のみそ漬け
 豚肉はみそ漬けにする場合が多かったようで、再現してみるとこれが実にうまい。

みそにすりショウガを混ぜ、そこへ豚肉を2時間ほど漬けるだけ。軽く焦げ目がつくぐらいに焼く。

ご飯が進む進む。ストレス退治に役立つビタミンB1が多い。そして甘めに煮た黒豆だ。
さあ、今年もがんばるんだぞ!!

投稿日: 2008年01月22日

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