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メールやゲームのやりすぎの手を治す名医
■ブラックジャックを探せ!
戸部正博さん(44)
東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)整形外科学第2講座准教授
医療技術が日進月歩なのと同じように、“病気”も日々進化していることに気づく人は少ない。その傾向が近年きわだっているのが「手の外科」だ。今回紹介する戸部医師はまさにその手の外科の分野での俊英だ。
「最近増えているのが、パソコンや携帯電話の使い過ぎによるけんしょう炎。指の使い過ぎで指の付け根にけんしょう炎をおこす“ばね指”や、携帯電話からのメールのやりすぎで手首のけんしょうや腱が痛むドケルバン病(狭窄性けんしょう炎)など。特に携帯電話での長時間のメールやゲームは、その構造上どうしてもけんしょう炎になりやすい」
多くは炎症や痛みを抑える注射で改善していくが、それで効果が見られない場合は手術となる。しかし、「1日でも早い日常復帰をめざしたい」戸部医師は、単純に従来の手術を行うのではなく、自分なりの工夫を施す。簡易手術用のメスや橈骨(とうこつ)(手首付近の骨)手術には自身が開発したプレートを導入するなど、患者の早期復帰に向けた取り組みに力を入れる。
「橈骨遠位端骨折の手術では、このプレートを使えば筋肉を切らなくて済むので、従来平均11週間かかっていた日常生活復帰までの期間がわずか3週間に短縮できました」と笑う。
今ではそのプレートが多くの整形外科医に使われる隠れたヒット商品になっているほどだ。
つねに工夫を忘れない診療姿勢が、患者はもちろん、多くの同業者からも支持される理由だ。
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【プロフィル】
とべ・まさひろ
1963年群馬県生まれ。88年順天堂大学医学部卒業後、同大学院を経て国立湊病院、順天堂伊豆長岡病院を経て2001年より現職。趣味は海外旅行。




