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映画決めゼリフ「プレステージ」
「観客は実際には何も見ていない」
舞台は19世紀末のロンドン。街の見せ物小屋では、奇術や心霊術など奇怪な出し物に人気が集まっていた。中でも、2人の天才奇術師アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベイル)が競って見せる「瞬間移動」のイリュージョンは、どちらのステージも大好評を博していた。
この2人、修業時代は共に学ぶ友人だったが、ある事件をきっかけにアンジャーはボーデンを恨むようになり、復讐に取りつかれる。
そして運命の日。アンジャーが舞台でマジックの最中、水槽から脱出できずにボーデンの目の前で溺死する事件が起きた。ボーデンに殺人容疑がかけられ、ついに死刑を宣告される。冤罪のボーデン、この事件の裏にアンジャーが仕掛けた大きなマジックに気付く。そのトリックとは―。
世界幻想文学大賞のクリストファー・プリーストの傑作『奇術師』を映画化したもの。
このセリフは、2人の仕事仲間カッター(マイケル・ケイン)がボーデンの娘に言った。
トリックは、目の前にあってもそうとは認識させないのがセオリーだ。常識や固定概念がそれを見えなくさせていることが多い。だからタネが明かされたとき、なんだと腹を立てることがある。
現在の出来事と回想シーンが交錯しストーリーを追うのに苦労をするが、じっくり腰を据えて見れば、トリックを見破れるかもしれない。
作中、放電マジックを見せる科学者ニコラ・テスラが出てくるが、エジソンと並ぶ実在の発明家。この役をあのデヴィッド・ボウイが演じているのも見逃すな。
2007年6月公開。本編2時間10分、発売・ギャガ・コミュニケーションズ。3990円=コレクターズ・エディション。




