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ご祝儀、お香典の相場っていくら?
記者(26)の周りでは結婚、出産が増えてきて、“そろそろ私もいい年かな…”なんて、ふと思う機会が増えたが、私よりももっと考えなくてはいけないのが中高年のオジサマ方である。「いまさら人に聞けない」からと、冠婚葬祭の場で“オレ流”を通していると、いずれは大恥をかくかもしれませんよ。―というわけで今回は中高年男性必見、結婚式のご祝儀と葬式のお香典の相場事情を一挙公開! 保存版ですよ。
【結婚式】
最近は、披露宴を開かずに仲間内でパーティーをしたり、入籍だけして済ませる“ジミ婚”も増えているが、豪華な「お色直し」や「キャンドルサービス」にあこがれるカップルはまだまだ多い。
では、ちゃんとした披露宴に招待された場合、いくらぐらい包めばいいのか? 専門ガイドによる情報サイト「オールアバウト」で冠婚葬祭のガイドをつとめる中山みゆきさんは次のように語る。
「結婚式のご祝儀は、夫婦で参加した場合、5万円が相場と言われていました。しかし昨年、結婚情報誌『ゼクシィ』が行った調査によると、挙式・披露宴・披露パーティー費用の総額は全国平均で303万円。招待客1人あたりの単価は4万6000円になります。これを首都圏に限ると、単価は5万円程度にアップします。挙式費用が全体的にアップしているので、現実にはもっと包んでもよいかもしれません」
ゴージャスな結婚式が予想されるなら、ご祝儀も相応に増やすのが“礼儀”というわけか。
別表のように、自分の年齢に応じてご祝儀の額が増えるのは当然だが、地域によっても金額に若干の違いがあるので要注意だ。
「全体的に金額がアップしているので差は小さくなりましたが、それでもやはり中部地域は高いですね。昔から名古屋は結婚式が派手だと言われていますが、招待客1人にかける費用も高いですし、招かれた側も奮発するようです」(中山さん)
【葬式】
葬式の香典は結婚式のご祝儀より複雑。亡くなった人と自分の関係性により金額が大きく変わるからだ。
中山さんも「平均額は5000円から1万円ですが、相手との関係や自分の立場を考えて幅をもたせるのがいいでしょう」とアドバイスする。
また、親族への気配りも必要。「香典を供えれば、お花や供物などを届ける必要は基本的にありませんが、気持ちがあれば香典にプラスしてもいいかもしれません」
とくに難しいのは、故人が仕事で知り合った人の場合だ。平均額は1万円だが、自分の会社が親会社か子会社かで微妙に変わってくる。
自社が親会社の場合は「とくに気にしなくていい」が、自社が下請けなどの場合は「会社としての対応になるので、金額は高いほうが喜ばれるかもしれません」と中山さんは言う。ただし、それも程度問題で「多すぎてもかえって失礼にあたることがある」というから、1人で判断せず、上司や同僚の意見を参考に金額を決めるのが無難だ。
【病気見舞い】
病気などのお見舞い金の相場は3000―1万円。「入院すれば、いろいろとお金が必要なので、現金を贈るのは一番喜ばれるかもしれません。親しい同僚や友人、後輩など自分と同じ立場の人であれば、現金を贈っても問題ありません」(中山さん)
友人なら5000円、親類は5000―1万円、会社の同僚なら有志で1人3000円程度が目安。4000円や9000円など4(死)や9(苦)を連想させる金額は避ける。
見舞金を包む袋には、二度と病気にならないことを願って紅白の結び切りかあわじ結びを付けるが、紅白を祝い事のように誤解する人もいる。それが心配なら、左に赤い線の入った袋を使うといいだろう。
気をつけなければいけないのは「目上の人に現金を贈ることはタブーとされている」(中山さん)ということ。「ただ、商品券やギフトカードなら失礼にあたらないという考え方も一般的になっています」とも。これはケース・バイ・ケースで考えよう。
【出産祝い】
出産祝いはお金と品物、どちらがよいのだろうか?
「相手との関係によります。親しい間柄なら、必要な物を直接相手に聞いて品物を贈ってもよいでしょう。それほどの関係でなければ、商品券やギフトカードでもいいかもしれません。職場の関係者なら、現金よりも商品券などのほうがよいでしょう」(中山さん)
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【葬式のエチケット】
多少ハメをはずしても大目に見てくれる結婚式と違い、葬式には厳格なマナーが求められる。いい年をして立ち居振る舞いが子供のようではカッコ悪い。ケース別に中山さんに解説してもらった。
■会社の同僚5人で出し合った香典をひとつの袋にまとめて代表者が参列。会葬礼状はいくつもらう?
「5人分もらうべきです。会葬礼状は香典をいただいた方へのお礼状。参列しなくても受け取っていいものです」
■訃報(ふほう)の連絡に「供花、供物はご辞退させていただきます」とあったので、手ぶらで葬儀に参列した
「この場合、香典は持参します。供花や供物を出してはいけませんが、香典を辞退するとは言われていないからです。『ご厚志ご辞退』とあれば、香典も辞退するという意味です。一番よい方法は、香典だけは用意して式場に向かい、受付の様子を見て出すかどうか決めることです」
■キリスト教式の葬儀に参列。遺族に「お悔やみ申し上げます」と声をかけていいのか?
「キリスト教では、人の死は終わりではなく神のもとに召されることと考えています。葬儀は神に対する感謝と故人を懐かしむ儀式なので、『安らかなお眠りを』という言い方が一般的です」
■通夜振る舞いに誘われたが、急ぎの用があるので帰った
「一口でもはしをつけるのがマナーです。なるべく断らずに、形だけでも口をつけましょう。そうすることが遺族へのお悔やみの気持ちにもなります」
■香典袋にお金を入れ忘れた
「恥ずかしくても、なるだけ早く申し出ること。お通夜で忘れたのなら告別式で渡すようにしましょう。告別式の後なら、なるだけ早く喪主宅を訪れて改めて渡します」
■遠方の葬儀で参列できない。香典を郵送するのは失礼か?
「現金書留で送れば大丈夫です。持参したときと同じように不祝儀袋に香典を入れ、不祝儀袋を郵便局の現金書留用封筒に入れて送ります。参列できなかったおわびの手紙も同封しましょう。お悔やみ状として送る手紙は封筒も 便箋(びんせん)も模様や色の付いていない白一色のものを選びます。内側に別の紙が付いている二重封筒は『不幸が重なる』を連想させるのでNGです」
