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昆布で不老長寿
長生きするということは、人生の終点をずーっと先に延ばすことだ。できたら若いままで長生きしたい。
不老長寿の実現にとりわけ熱心だった古代中国の秦の始皇帝は、長生きの霊薬を求めるため徐福という者を東海の島へ向かわせたと『史記』や『後漢書倭伝』に記されている。
徐福が上陸したのは日本という説が各地にあり、中でも有名なのは和歌山県の新宮市で、駅の近くに公園があり、その中に徐福の碑が建てられている。
徐福が本当に来日したかどうかは不明であるが前出書には「倭人(古代日本人)の多くは長命で百余歳に至る者はなはだ多し」とあり、大陸の人たちにとって日本は不老長寿の島に見えたのである。
徐福が入手しようとしていた霊薬については諸説があるが、日本産の昆布というのが有力。確かに不老長寿に役立つ成分が豊富なのだ。日本人の長命にあやかろうと、昆布はヘルシー食品として世界的に注目されている。
祝い膳などに必ず昆布料理が出るのは「よろこぶ」と縁起を担ぐためであるが、「養老昆布」とする場合もある。「老いを養う力が強い」という意味だ。昆布を水につけるとヌルヌルした成分が出てくるが、アルギン酸で血圧を安定させたり、排泄をスムーズにする作用がある。がんなどに対する免疫を強くするフコイダンも多い。カルシウムとビタミンB1も豊富でイライラを防ぎニコニコと幸せな笑顔も生み出してくれる。
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昆布つくだ煮の作り方
ダシをとった昆布でつくだ煮を作りましょう。食べやすく切りそろえてしょうゆと砂糖、酒、みりんなどでじっくりと煮詰める。汁がなくなる直前にカツオ節も少々加え、混ぜ合わせてできあがり。カツオ節には幸せホルモンのセロトニンを高めるアミノ酸が多く、ストレス時代の強い味方ですよ。
(食文化史研究家・永山久夫)


