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私をもう一度スキーに連れてって
暖冬どころか厳寒ともいえそうな冷え込みのきょうこのごろ。どうせなら、ウインタースポーツの雄・スキーでも満喫したいところ。だが、一時ほど、スキーの話題を聞かなくなった気もする(こっちが年をとっただけかもしれないが…)。で、スキー場は今どうなっているのか。最新事情を調べてみた。
バブル真っ盛りの1987年、映画「私をスキーに連れてって」などの影響でスキーブームが到来。スキー場では下界より“魅力3割増し”となり、「ゲレンデ美人・美男」なる言葉も生まれ、“過ち”を犯した読者も多いことだろう…。
苦い思い出(?)はさておき、社会経済生産性本部が調査した「レジャー白書2007」によると、スキー人口は同映画が公開された87年の1120万人から増加したが、93年の1860万人をピークに、2006年には610万人にまで落ち込んでいる。97年から統計をとっているスノーボード人口も400万人前後で横ばいし、大きな増加はなさそうだ。
現在、9カ所にスキー場を持つプリンスホテルの広報担当者は「3年前は記録的な豪雪、翌年は記録的な小雪でした。来場者は天候に左右されるので、一概に減った、増えたと判断するのは難しいです」というが、愛好者に言わせると、「群馬のスキー場に年末行ったけど、スキー客はガラガラで経営が心配になるくらいだった」。
実際、スキー人口の減少でスキー場にも影響が出ている。メッカ・新潟県では98年の約80カ所から現在は60カ所に、長野県も96年の110カ所から昨年は106カ所、今年はさらに減少。統計に入らない小さなスキー場なども含め、各地で確実に減っているようだ。
また、前出の白書ではスキー・スケート・スノーボード用品の売り上げも91年の4290億円をピークに下降し続け、06年は1800億円にまで減っている。「スキー、スノボ用品が安く買えるようになった」(愛好者)こともあるが、人口減の影響は大きいだろう。
プリンスホテルでは、人口、用品の売り上げ減少を「荷物も多いし、厚着で動きづらい」と分析し、「手ぶらでスキーができるようにレンタルを行っています。ウエアやブーツも最新のものを用意するなどレンタルに力を入れ、リピーターを増やしたい」。たとえば、新潟県の苗場スキー場では、「ブランドバイキング」と題し、好きなブランドの用品が選べるなどサービスを充実させ、好評だ。
一方、スノボ人口が増え、スキー愛好者が隅に追いやられる時期もあったが、最近は目的別に対応したスキー場も増えているよう。
ホテルの前のなだらかな斜面を、ファミリー専用ゲレンデとしたり、初心者向け練習コースを用意したり。「若い世代、中高年がそれぞれ選ぶスキー場も比較的分かれている」といい、別表のようにスキーヤー専用ゲレンデも結構ある。
長野県奥志賀高原スキー場では、「当初、スノーボーダーがマナー不足だったためスキーヤー専用にしました。以来、“スキーヤーの聖地”ともいわれています。これからも安心で食事もおいしく、安らぎを得られるようなリゾートとして続けたい」(奥志賀高原リゾート管理部)。
さあ中高年よ、再びスキーに連れてって―。
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■スキーヤー専用ゲレンデがあるスキー場■
【新潟県】
NASPAスキーガーデン
五日町スキー場
【長野県】
熊の湯スキー場
横手山スキー場
奥志賀高原スキー場
きそふくしまスキー場
ブランシュたかやまスキー場
白樺高原国際スキー場
【福島県】
会津高原高畑スキー場
【群馬県】
かたしな高原スキー場




