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言葉のタネ明かし「確信犯」
「食品偽装はどれも確信犯的な行為だ」「フェアプレー精神に反することを知りながら禁止薬物を使用した確信犯」といった具合に、最近のメディアにはやたら「確信犯」が登場する。もちろんこれらは、「確信犯」の本来の意味とは異なった使用法である。
文化庁による平成14年度「国語に関する世論調査」でも、「確信犯」の意味を問う項目があった。「悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪又はその行為を行う人」と答えた人が57%にも上り、誤用がまかり通っている現状を浮き彫りにした。
正しい意味は「自己の信念に基づき正当な行為と信じて行う犯罪。(特に、宗教的・政治的な義務感・使命感に基づくものを指す)」(新明解国語辞典)である。
食品偽装にしろ禁止薬物使用にしろ、ほとんどは悪いことと知りつつやるのだから、正しくは「確信犯」とはいえないのである。
「ヤツの遅刻は確信犯だぜ。叱(しか)られてもたいしたことはないと計算済みさ」といった調子の発言に至っては、どことなく悪賢さを持ち上げているようなフシもある。
最近、日本の調査捕鯨船に不法かつ暴力的に侵入した連中がいた。それが動物愛護につながる行為だと心底信じているとしたなら、彼らこそ、愚かではあるが、「確信犯」と呼べるものだろう。 (産経新聞大阪編集局校閲部長 清湖口敏)
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「発覚」 「月極め」 「ブ然」 「初体験」(ハツタイケン) 目上の人への「お疲れ様」には「です」「でした」 「クダサイ」の使い方 「統廃合」
