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友川カズキ「競輪三昧(ざんまい)」第15回
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昨夜の小倉S級シリーズ準決勝3個レースは、それぞれ迫力のある見応えあるレースであった。
ややもすると勝ち上がり段階での若手自力型は、ヘビに睨まれたカエルのごとく、余力を残したまま淡泊なレースをすることが多いが、昨夜は違った。
後ろが競りとはいえ、楽々と逃げ切った神山拓弥(栃木・91期)も見事だったが、圧巻は徹底先行の格上・金山栄治(滋賀・72期)を突っ張り先行で不発にさせた菅田和宏(宮城・88期)である。残念ながら最後は八谷誠賢(福岡・77期)にまくられてしまい決勝には乗れなかったが、次に通じるレースで、これからも注目せざるをえない。
あと1人は90期の新人で、関東地区にはあまり馴染みがなかったが、高知の吉松直人である。かましてきたシリーズリーダーとも呼べる本命・菅原晃(大分・85期)にスピードを合わせ、絶妙なタイミングで番手を獲り切り、ゴール前何なく抜け出しての2着は、新人とはいえすでにキャリアを感じさせ、今後が楽しみな内容。菅原が4着に沈んだことを思えば尚更である。
今夜のS級決勝、私の車券は2車単勝負である。
先行するであろう4神山の番手の3清水から、8川井、1八谷、2北野、5西村、9田川と買う。
6吉松の抵抗次第だが、スンナリ神山を逃がしたら、八谷ではまくれない、と読む。 (歌手・画家、友川カズキ)


