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結構うまい「戦闘糧食」
■週刊軍事情報
「戦艦ポチョムキン」という古い映画がある。ウジのわいた食事を与えられていた水兵が反乱を起こすという内容だ。食い物の恨みは恐ろしい、というわけではないが、現在の各国の軍隊とも食事には気を使っている。
軍隊の食事は主に2種類ある。基地や艦艇で日常出される食事と演習などの際の「戦闘糧食(コンバット・レーション)」だ。一般に出回ることはあまりないが、ゲームメーカーのセガが「UFOキャッチャー」に陸上自衛隊の「戦闘糧食Ⅱ型」と同じ内容のものを景品にし、大反響を呼んだ。
セガでは「昨年12月に登場したが、すぐに品切れとなり、一月末に異例の再登場となったがこれもすでにほぼ完売。市販されていない希少価値から人気が出たのかもしれない」とする。
レトルトパッケージこそ“本家”のオリーブドラブ色ではなく銀色だが中身は同じ。和風ごはん、広島菜ピラフなど4種類で、約375グラム。テキサスピラフとパエリアを食べてみたが、両方とも結構うまい。実際の戦闘糧食Ⅱ型はこの主食のほか、副菜や漬物などメニューも充実している。
1990年に正式採用されたⅡ型を食べたのは初めてだが、缶詰のⅠ型の赤飯、ウインナー、牛肉味付け、タクワンは食べたことがあり、味も満足できた。なかでもタクワンは「自衛隊員の間でも人気がある」(自衛隊関係者)そうだ。
では、戦闘糧食のナンバーワンはどこの国か。世界22カ国の70食を食べ比べた「戦闘糧食の三つ星をさがせ!」(光人社)著者の大久保義信氏はズバリ、フランスとイタリアだとする。
「味はもちろんだが、1食分の箱の中にメーンディッシュ、缶詰、チョコレートなどたくさん入っており、まるで福袋のような楽しみがある。さらに両方とも加温用に小型の固形燃料ストーブがついていて、“調理”の楽しさまである」
ただ、戦場ではストーブを使うような悠長なことはそうはできない。実際には休憩中に車両の熱くなったエンジン部分に乗せて温める光景をよく見かけたという。
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