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競輪取材ノート「車券を買い続けるワケ」
先日、その長いタイトルに興味を持ったビジネス書を読んでいた。そこには詳しい出典は明かされていなかったが、宝くじに当たった人は5年でその賞金をなくしているということが書かれていた。
さらにその次を読んでいった。どうしたら金持ちになれるかという部分は読んでいても少しも面白くなかった。すると、金持ちになるための話のなかで、そのためにはギャンブルをやってはいけないということが書かれていた。
ふと思った。自分はどうして車券を買うのだろうかと。
よくいうのだが、世の中には2通りの人がいる。
「車券を買う人と買わない人」。
確かに、車券が当たって、カネを手に入れたい。でもそこでは億単位のカネを手に入れようとは思っていない。1度に100万円単位のカネを得ようとする人はそれなりの資金で車券を買っていることもよく知っている。
それならなぜか?
自身の推理で当てたいのだ。それをまた誰かに話したい。
さらに言えば、一瞬でも心地よくさせてもらえばいい。それほど多くの夢を与えてもらおうとは思っていない。億単位のカネをそこで儲けようと思ってもいない。
宝くじは買わない。それはまったくの他人任せで、”自力”のないものは厭なのだ。ただ窓口に並ぶだけでは厭なのだ。そこに自身の推理が加わらなければ意味がない、と思っている。
車券を買って楽しむ。きっと今後も、ずっと自分で予想をして車券を買い続けるだろう。 (M)




