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喫煙タクシーでス~イスイ
首都・東京都のタクシーが“全面禁煙”となって7日で1カ月。これも時代の要請だが、同時スタートの埼玉県では、タクシー車内で喫煙注意にキレて運転手を殴る事件もあった。そんなトラブルで、たばこを吸わない人に迷惑をかけないため、そして愛煙家読者の「たばこを吸えるタクシーはないのか」という悲鳴に応えるべく探ってみた。
いきなりで何だが、答えは簡単。ズバリ、「喫煙可能な個人タクシーを探せ」だ。
東京都の場合、タクシー全面禁煙は、法人タクシーを管轄する社団法人「東京乗用旅客自動車協会」と「東京都個人タクシー協会」が実施。法人のほうは協会加盟のタクシー会社が全面禁煙となったが、個人タクシーはあくまで協会が各個人タクシーに「要請」しているにすぎない。
このため、数は少ないが、全面禁煙に反対の個人タクシーは依然として車内での喫煙を認めているのだ。東京都内の個人タクシーの台数は約1万8000台だが、このうち「約1割強は喫煙を認めている状況」(協会)という。
喫煙可能な個人タクシーを見分けるコツは「禁煙ステッカーを張っていない」こと。客待ちをしている個人タクシーのうち、ステッカーを張っていないタクシーを見つけたら、それは喫煙可能なタクシーだ。
また、「日本個人(ちょうちん)」「東京個人(でんでんむし)」の配車センターに電話して、「喫煙可能なタクシーを配車してください」と頼み、無線でつかまれば喫煙できるタクシーに乗ることができる。
法人でも、“合法的”に喫煙を認めているタクシーはある。東旅協に加盟していないタクシー会社のなかに喫煙可能車両があるのだ。
例えば、アシスト(東京都墨田区)は「今のところ禁煙は未定」(広報担当者)としており、保有車両約210台が喫煙可能。ANZEN(あんぜん)タクシー(東京都新宿区)では、「基本的には禁煙車に移行する」としながらも、車両の更新に合わせて禁煙化しているので、まだ約740台のうち8割ほどは喫煙可能という。
「値上げと禁煙のダブルパンチで売り上げは厳しくなった」(法人タクシー運転手)という嘆きも聞こえるなか、逆に、「喫煙したいという社員がいる企業から、数件の法人契約が入った」(アシスト)という現象も。
要はこうした会社に連絡して無線で配車してもらうか、タクシー予約サイト「らくらくタクシー」(http://www.rakurakutaxi.jp)では喫煙車を予約することもできる。ただし、ネットでは対応タクシー会社も車両台数も少ないので早い者勝ちだ。
個人タクシーの一部が喫煙を認めていることについて、東京都個人タクシー協会は「禁煙を強制はできないが、地道に協力を求めて何とか100%にもっていきたい」、東旅協でも「喫煙派の方からは『われわれの権利はどうなっているのか』などの苦情も受けるが、そこはぜひご理解いただきたい」といい、禁煙化はさらに加速しそう。
法人タクシーのなかには、たばこを吸わせてくれる運転手もいて、他から見つかりにくい高速道路上がチャンスという話もある。ただ、愛煙家なら、他人に迷惑かけず、それでいてコソコソせず、喫煙車両で堂々と楽しみたいものです。

