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江戸一番の美人・お仙の好んだ「渋茶」

 やなぎ腰というのは、ほっそりとしていてすらりと美しい女性の腰の線を柳の枝にたとえたもの。江戸の町でやなぎ腰美人のナンバーワンといわれたのが、谷中の笠森稲荷の境内にあった水茶屋の笠森お仙であった。

 江戸で一番と評判が立ったのが明和5年(1766)のころらしい。当時の語録に「水茶屋女お仙18歳。美人なりとて皆見に行く」とある。

 水茶屋は茶見世ともいうが、寺社の境内や門前、あるいは浅草、両国など盛り場にあって団子を出したり渋茶を飲ませたりする店。客にサービスをする茶くみの娘がいて、赤前垂れスタイルでなかなか愛(あい)嬌(きよう)もよく色っぽかったらしい。

 茶を五、六十杯飲んで手を握り

 この川柳のように看板娘の手を握るのも、容易ではない。水茶屋には奥の間で春をひさぐ、色気が売り物の店もあった。やなぎ腰のあだっぽい美人に流し目などされたら、ふらりふらりと吸い寄せられてもおかしくはない。そこへいくとお仙の店は団子とお茶を売るだけ。それだけで押すな押すなの大繁盛なのだから、彼女の美しさは並大抵ではない。

 お仙は脂粉(しふん)気のない素顔美人だという。お茶をよく飲み、こんにゃくを好んだと伝えられる。お茶に含まれているカテキンは抗酸化作用だけではなく、ビタミンCなどとともに美肌効果も強いのだ。

 さァ、渋茶を飲んでさらに美肌になりましょうぞ。女性もそして男性諸君も。  
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用い方

 江戸の町娘が好んだものに「芝居、こんにゃく、いも、かぼちゃ」があった。芝居以外はすべて食物繊維の多い食物。

 こんにゃくを買ってきたらば、江戸風に甘めのみそ味でじっくりと煮る。玉こんにゃくの方が面白い。これはうまい。整腸効果もある。体がぬくくなる。そのあとで渋茶を1杯どーぞ!

(食文化史研究家・永山久夫)

西郷の好物だった「ウナギ」
昆布で不老長寿
「大根」で50代もニコニコ元気!
最後の将軍、慶喜も好んだ黒豆と豚肉
長寿食で雑煮のレギュラー「サトイモ」
「玄米ギャバ」
「梅干し」


投稿日: 2008年02月19日

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