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友川カズキ「競輪三昧(ざんまい)」第17回
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今回の四日市ナイターFⅠ決勝は、私のなかでの注目選手が2人出る。
2松崎貴久と6小松剛之、である。
何年か前、富山へSPEEDチャンネルの取材に行った時、街中で警察官に「友川さんですね」と呼び止められ、訊くと、息子が競輪選手で、いつも競輪チャンネルを見て応援している、ということであった。
その時、松崎はまだA級で、私も名前だけは知っていたが、その走りを明確に思いだすまでは至らなかったので、「頑張って下さい」と、訳の判らないことを言って別れたので、ずっと気になってその後みていたら、何と今や強烈な捲り一発で、すっかりS級に定着し、FⅠでは決勝に乗り全国区である。
あのお父様の喜んでいる顔が目に浮かぶようである。
もう一人の小松は、その走りでいつも私を驚かせてくれている。
野球に例えると、ピッチャーもやり、内野も外野もできるのである。草野球ならいざ知らず、プロではありえないことである。ヨコもタテも何でもござれ、で私が思うにA級、S級ざっと見ても小松ただ一人である。
だから車券はむずかしい。ただレースを荒らして終わる場合もあるから、彼からも買いづらいし、何しろ一筋縄では行かない男である。
細切れ戦のここは、2車単で、いずれも恵まれがあるだろう8立石のアタマと1中村のアタマを狙う。
心情と車券が別なのは、当たり前、である。 (歌手・画家、友川カズキ)




