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シトルリンで血管年齢若返り
脂肪燃焼や筋肉増強などで健康ブームに乗ったアミノ酸。幾つも種類はあるのだが、最近、新たなアミノ酸「シトルリン」が注目の的だ。スイカなどに含まれる身近な存在で、血管拡張作用や血圧降下作用などがあり、血管年齢を若返らせると期待されている。
「専門家の間では、以前からシトルリンの存在は知られていましたが、健康に対する成果が期待できるアミノ酸として、実験はまだスタートしたばかり」と、アミノ酸に詳しい熊本大学大学院医学薬学研究部小児科学分野の遠藤文夫教授はいう。
シトルリンがスイカから発見されたのは1930年。2007年に食品素材として新たな使用が認められたばかりの“新顔”。サプリ素材としては、生まれたてともいえる。
このシトルリンは、体内で一酸化窒素(NO)の生成を高めるのが特徴。NOは血管を拡張し、血流を促進する。NOは、呼吸困難に陥った新生児の集中治療で使われるなど、医療現場ではなじみ深い。
となると、シトルリンではなくNOを体内に取り込んだ方が、健康に役立ちそうだが、「NOはガスであり、すぐに消えてしまう」と遠藤教授。
つまり、NOを体内で活性化させるには、それを生成するシトルリンを摂取することが必要になるというわけだ。
「シトルリンは体内でも産生されるアミノ酸です。ただし、遺伝的に生まれつきにシトルリンを産生しにくい人もいます。そういう人はスイカなどシトルリンを多く含む食べ物を、無意識にたくさん食べる傾向がありますね」(遠藤教授)
スイカが無性に食べたくなったことはないだろうか。ひょっとしたらそれは身体がシトルリンの不足を感じているのかもしれない。
ちなみにシトルリンはスイカ以外にも、メロン、冬瓜、きゅうりなどにも含まれているが、いずれも微量。そんな時はサプリが役立ちそうだ。

