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MS、ゲームメーカー買収するなら?

 マイクロソフト(MS)によるヤフーの買収提案が話題になっているが、MSによる買収話はゲーム業界でも珍しくない。業界内では「何でも欲しがるマイクロソフト」と有名で、古くは任天堂からカプコン、エレクトロニック・アーツまで、さまざまなゲームメーカーの名前が浮かんでは消えていった。では、現在のゲーム業界で、MSが食指を動かしそうな企業はどこか、勝手に考えてみた。

 まずは、実際にMSから買収を持ちかけられた過去を持つ任天堂。1999年、ゲームビジネスへの参入を真剣に考え始めたMSは、任天堂に250億ドル(約2兆7000億円)での買収を持ちかけたという。

 だが、任天堂サイドはこの話を本気にとらなかったようだ。当時、米国任天堂社長だった荒川実氏も「任天堂は金を必要としていないし、ジョークだと思った」とコメントしている。

 当時の任天堂の時価総額は2兆円程度。だが現在は、約7兆円に膨れあがっている。業界関係者は「99年ならともかく、いまはヤフーほどのうま味は感じないのではないか。米国のゲーム市場規模は日本の2倍と言われるが、それでも2兆円程度しかないし、パソコンビジネスほどもうからないでしょうね」と買収の可能性を否定する。

 その関係者が「それよりも、もっと面白いところがある」と挙げたのがプレイステーション(PS)シリーズを擁するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)。「現在のSCEは久多良木健前会長がいたころと違い、名実ともにソニーの一部門になった。MSがヤフーのような好条件で買収を持ちかけてきたら、(ソニーの)ストリンガー会長も真剣に考えてしまうのではないか」

 複数の業界関係者に聞くと、全員が「十分、可能性はある」と回答。中には「自分がMSの幹部なら真剣に検討する。調子が悪いのはPS3ビジネスだけで、MSが持っていない携帯ゲーム機のPSPは好調だし、PS2も今年だけで1000万台以上売れている。MSの主力機Xboxとユーザー層も重なる。自分ならSCEを買収してPS3にハードを一本化しますよ」とまで語る関係者もいた。

 ソニーの直近の時価総額は約5兆円。ゲーム部門だけを売却するとすれば、「インセンティブ込みで2兆円程度が妥当」と推測する向きも。本当にSCEが2兆円で買えるのなら、ヤフーよりも良いお買い物のような気もするが、MSさん、いかがでしょうか?

投稿日: 2008年02月28日

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