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「e―Tax」で確定申告やってみました
今年も始まった所得税確定申告(2007年分)。一般的なサラリーマンは通常、会社が所得税などを計算して給料から天引きして納税するので、確定申告をする必要はない。しかし、今年と来年に限っては国税庁が力を入れているインターネット利用の「e―Tax」で申告すれば最大5000円の税金が戻ってくるという。記者もチャレンジしてみた。
サラリーマンの場合、医療費が年間10万円以上かかった人、住宅ローンを利用してマイホームを購入した人などは確定申告が必要だが、通常はあまり縁がない。ところがこうした人でなくても、今年か来年(の1回)に限ってはインターネットを利用した「e―Tax」で確定申告をすると、最大5000円の税額控除を受けられる。つまり例外はあるが5000円が戻ってくるということ。e―Taxは2004年から導入され、所得税、法人税、消費税の申告、納税、税務に関する申請・届出などができる仕組みだ。
国税庁に聞くと、「電子政府の推進のために必要な機器の取得費を5000円の税額控除によって支援しようということ。だから、対象もサラリーマンにまで広げたのです」とのこと。
e―Taxで申告するにはインターネットに接続できるパソコンのほか、ICが埋め込まれた住民基本台帳カードや電子証明書、ICカードリーダー・ライターなどが必要。住基カードや電子証明書の取得手数料が1000―1500円。ICカードリーダー・ライターは3000円前後。計4000―4500円ほどのコストがかかる。その分としての5000円還付で、一応は500―1000円が浮く計算になる。
で、申告だが、その事前準備としておおざっぱにいえば別表の(1)―(4)までの作業が必要。まず(1)で約1時間、(3)―(4)が1時間半ほどかかった。これでようやくe―Taxを含む電子申請が行えるようになる。
次の(5)からはe―Taxのための手順なのだが、不慣れなため作業がはかどらず、4時間ほどかかってしまった。トータルで約6時間半…何だか勤務時間みたいだ。
ただ、メリットもある。これなら24時間申告でき、税額なども自動で計算してくれる。源泉徴収票などの添付も不要で、還付までの時間も通常の2~3カ月が3週間程度に短縮される。さらに、住民票なども24時間取得可能になる。もうひとつ、大きな声ではいえないが、ICカードリーダー・ライターも複数で使い回せば初期費用も圧縮できる。
国税庁は「昨年からe―Taxによる申告が急増しており、所得税分は約50万件あった。今年も昨年以上の件数になるだろう」と予測している。あなたならどうする? 確定申告は3月17日までだ。
【e―Tax申告の主な手順】
(1)自治体窓口で住基カードを取得し「電子証明書」を書き込んでもらう
(2)家電量販店などで「公的個人認証サービス対応ICカードリーダー・ライター」を購入
(3)ICカードリーダー・ライターがパソコンで使えるよう設定
(4)電子申請を行うためのソフトウエア「公的認証サービス利用者クライアントソフト」をパソコンにインストール(このソフトを動かすためのソフトのインストールが必要になる場合あり)
(5)「電子申告・納税等開始届出書」をインターネットで納税地を所轄する税務署に提出するため「財務省認証局」と「財務省運用支援認証局」の「ルート証明書」を取得する
(6)電子申告・納税等開始届出書を作成・送信
(7)「開始通知」を受信して「利用者識別番号」を取得
(8)e―Taxのホームページの「確定申告書作成コーナー」で確定申告書を作成、保存、送信
(9)e―Taxへログインして送信した電子申告の受付結果を確認して手続きは終了
(10)後日還付金が口座に振り込まれる



