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「プランナー・くぼたつの 企画の道具箱」eラーニング
最近、eラーニングで勉強する社会人が増えている。各種調査によると、企業の正社員はもちろん、パートタイマーやフリーターの学習意欲も高く、さまざまなeラーニングサービスが登場している。
eラーニングは、かつての通信教育とは違う。放送やDVDなどのメディアを使うのではなく、パソコンや携帯電話などからインターネットにつないで学習するというスタイルだ。ウェブサイトでは文字や写真だけでなく、音声や映像なども教材に使えるし、教師と生徒がメールやテレビ電話機能でコミュニケーションを取ることもできる。
eラーニングを提供する側は(1)サイト上で授業を行うためのシステム環境を整え(2)生徒への教材を作り(3)生徒の学習管理システムを構築し(4)事務管理などを行う―という作業が必要だ。それらを円滑に運営するための技術者や、教師と生徒のコミュニケーションを円滑化するメンターと呼ばれる専門職を要する点が従来の学校とは異なる。
eラーニングには次のような長所がある。
【学習者側】
・同時間、同一場所に集まる必要がなくネットを使える環境なら自由に学習できる
・自分のペースで学習を進められる
・交通費や下宿代などがかからず、割安
【教師側】
・成績管理などの自動化が図れる
・メールなどで生徒とのコミュニケーションが取りやすい
一方、短所もある。
【学習者側】
・単調になりがちで、学習意欲の持続が難しい
・独学に近いため自己管理が難しい
・教師や他の学習者との対面交流が難しい
【教師側】
・学習者の状況把握がデータ中心になる
・教材作成の手間がかかり、より吟味された内容も要求される
eラーニングは未成熟な分野だが、今後ますます需要は高まるはずだ。それに伴い、欠点も克服されていくだろう。また、これまで教育とは無縁だった企業がこの分野に参画してくることも予想される。
=毎月第1月曜掲載
