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3月9日は「サンキューDAY」

 こんどの日曜日、3月9日は語呂合わせで「サンキューDAY」。今年は第1回となるイベントも開催され、身近な人に感謝の言葉を伝えようと盛り上がっている。一方で、父親や上司は「ありがとう!」とはいってもらえない存在―というお寒い調査結果も発表された。なぜだ! どうしたらいいのか?!

 驚愕の調査は「3・9(サンキュー)DAY」を日本記念日協会に登録したNPO(特定非営利活動)法人HAPPY&THANKSが今年2月、全国20代~60代の男女520人を対象に実施したもの。

 それによると、「感謝の言葉を一番伝えたい相手は誰ですか」に、ダントツだったのは「妻または夫」で42・9%。だが、「母親」が21・7%で2位をキープしたのはわかるが、気になる「父親」は6・3%…7・5%の「娘・息子」よりも低く、5・4%の「恋人」に近い惨状だった。

 もっとひどいのは「上司」で、実に0・00%。「お客様・取引先」(1・9%)はともかく、「会社の同僚」(2・9%)にも差をつけられ、つまりは誰からも感謝の言葉を言ってもらえないというわけ。

 父親も上司も単に疎ましい存在になっているのか。父権の回復・再認識などを進める日本ファーザーズ・デイ委員会役員の石津祥介氏(73)は、こう分析する。

 「家庭の中で、父親は生活に必要な収入を得るだけの存在になっている。稼ぎに感謝はあっても、人間的な父親に対する感謝は働かないのではないか」

 高度成長期前は、父親が持って帰ってきた給料袋を神棚に乗せ、母親は「ありがとう」と拝む光景が見られた。子供もその様子を見て父親のすごさを感じたわけだが、今や給料は振り込み。朝早くから夜遅くまで働く父親不在の家庭では、母子関係のみが強化され、子供たちには父親の存在意義が伝わらない状況だ。

 「父親は家族との感情的な接点をもっと持つべき。働くことより人間らしさ。職場でもメールでのやり取りなど機械化され、上司に人間らしさを感じなくなっていると思う」(石津氏)

 HAPPY&THANKS代表理事の福原裕一氏(42)も、「お父さんが普段どのような仕事をしているのか、うれしいこと、人の役に立っていること、帰宅が遅い理由などをお子さんに話してみてください」とアドバイスする。

 子供は父親が会社で何をしているかわからない。仕事人間で家庭を顧みない父親を見て、「ああはなりたくない」との思いも募らせる。そして、大人になって就職したときに、父親不在の原因は、会社であり上司であると無意識のうちに感じ、上司に感謝の気持ちは湧かなくなる。

 福原氏は上司にも「職場でも、24時間以内に小さな喜びや幸せを感じたことを話す機会を持ってみてください」という。部下とのいざこざも、翌日、「あの時は怒ったけど、君が意見をいってくれてうれしかった」などといえば、部下も悪い気はしないだろう。要するに、「家庭でも、職場でも、常に感謝の言葉をいえる環境づくりが必要です」(福原氏)。

 環境づくりには時間もかかる。今年の3・9DAYは、ひとまず自分に「ありがとう!」といってみますか…トホホ。
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 ■3・9イベント
 HAPPY&THANKSでは、3月9日午後0時半から、東京都港区の女性と仕事の未来館で第1回チャリティーセミナー「3・9DAY~ありがとうを届ける日~2008」を開催する。

 感謝の言葉を伝えるノウハウなどのセミナーや同団体による調査「ベストありがとう大賞」の発表、スペシャルライブ、参加者全員で午後3時9分に「ありがとう!」と叫ぶ―などを予定している。参加費は大人1口1000円で3口以上。小学生以下の子供は1口以上。

事前に電話で申し込みが必要 電話043・299・8239

投稿日: 2008年03月08日

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