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新作映画「明日(あした)への遺言」
【こんな話】
第二次世界大戦終了後、名古屋空襲時に一般民衆への無差別爆撃を実行した38人の米軍搭乗員に対し、正式の審理をせずに処刑を行ったという罪で、元海軍司令官・岡田資中将(藤田まこと)がB級戦犯として裁判にかけられた。
彼はその裁判を「法戦」と呼び、アメリカ人の弁護人フェザーストン(ロバート・レッサー)と共に、戦勝国の検察官、裁判官を相手に戦う。だが、彼は無実になりたいのではなく、無差別爆撃の事実を白日の下にさらし、全責任を背負おうとしていたのだ。
そんな彼の姿に心動かされる人が増える中、判決の日が訪れた―。
【データ+ひとこと】
公開中。上映時間1時間50分。
11年ぶりに映画主演を務める藤田が、迫真の演技を披露。検察官を演じる、スティーヴ・マックィーンの息子、フレッド・マックィーンと火花を散らす。メガホンをとったのは、人物描写に定評を持つ『雨あがる』の小泉堯史。
◆映画評論家 野島孝一
●「明日(あした)への遺言」★★★★
非常にまじめに作られた映画で、人間として責任を全うする意義を訴えている。偽装と無責任が横行する日本に痛撃を下す意欲作として評価する。
◆映画ライター 轟夕起夫
●「明日(あした)への遺言」★★★★
法廷という限定空間で、しかとドラマを魅せる! B級戦犯となった岡田中将の“法戦”、武人としての「ネジれた」その主張こそ“戦争”の正体である。
◆映画ライター 安保有希子
●「明日(あした)への遺言」★★★★
反戦、品格、美徳。岡田中将の生き方を通じて訴えかけたいことは心に響く。だが、戦争の不条理を前にすると、負けてはいけないのだ―と思い知らされる。
