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『心の貌―昭和事件史発掘』柳田邦男編
「光クラブ事件」や「金閣寺放火事件」「造船疑獄」「三井三池炭塵爆発」など、昭和に起きた12の事件や出来事を取り上げ、22人の評者とともにそれにかかわった人々の心のありようを検証する。
最近、世間の注目を集める事件は表面的には新奇に見えても、本質的なところではかつて起きた事件と似ているように思えるものが少なくない。柳田氏によれば、「本質的なところとは、人間、とりわけ心にかかわる側面」という。本書では、当事者や関係者の人物像や心の動きを専門的な視点で見つめ直し、事件の背景や真相に染み付いている日本人の普遍的な“心の貌”を浮かび上がらせながら、現代に通じる意味を掘り下げる。
大反響を呼んだ『文芸春秋』連載の単行本化。
(文芸春秋・1750円)
