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経営学博士・西山昭彦「大切なのは捨てる、切り取る」
キャリアアップを目指すビジネスマンである限り、「日本経済新聞」は避けられない定番である。この新聞は、すべての丸の内ビジネスマンの朝の話題の共通ベースになっている。
朝9時や10時の会合でよく出るのは、「きょうの日経に書いてあったけど…」という話題だ。決して他の新聞でなく、必ず日経なのである。ドミナントな位置が確立されているものは避けられない。
朝、家か通勤途上で読むというスタイルを、新入社員の時から確立していくことが必要だ。実は私は日経新聞マニアで、新入社員の時から今日まで1日分読まなかったことがないというオタクである。どうしてそんなことができるか。
普段は当然、家や通勤時に読んでいるからいいとして、旅行に行ったときは留め置きをしてもらう。2週間海外に行ったら、帰国後、新聞店から届けてもらって、それを休日に読んでいく。
一番苦労したのは、海外に駐在していて日経新聞をとっていなかったときだ。大学の図書館で日経新聞のバックナンバーが本になっているので、1か月に1回まとめて読んでカバーした。長期に読むことで、歴史的な蓄積になる。
これが今を見るときに威力を発揮する。
新聞は読んだら捨てる。必要なものは切り取って残しておく。私はよく通勤中に必要な記事があるとそこでバリバリッと破って、ポケットに入れたりする。昔は、「変なやつだなあ」って感じで見られたけれど、今はほとんどまわりの人も無関心で見る人もいなくなった。
■経営学博士・西山昭彦
「書店の本棚は市場そのもの」 「人生で欠かせないのは個計管理」 「40代が直面する最大の問題」 「ビジネスマンの鞄」 「自分専用の机を持とう」 「異文化体験で発想を刺激」 「人脈は年賀状で」 「同時に出来ることを考える」 「新入社員を長持ちさせる5カ条」


