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友川カズキ「競輪三昧(ざんまい)」第20回
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今夜の四日市ナイターFⅠ決勝は、3分戦で展開も割に読みやすいのだが、力量的に傑出した選手がおらず絞りづらい。
前を任された自力型3者1浅井、2荻原、8橋本を比較すると、地元の浅井がややリードかとも思うが、「アタマひとつ」と言うほど、はっきりとした差ではない。
確かに初日の特選では、荻原の逃げを強烈なブロックに合いながらも踏み直してまくり切った脚は、非凡なポテンシャルを感じさせたが、2日目の準決、先行1車で後ろがモロ競りとなり結局橋本が取り切ったのだが、その橋本に付けた7川口に3番手から交わされている。
鳴り物入りでS級に上がった何人かの若手選手に共通するもので、まくったら時に、とてつもなく強いが、逃げたらあっけない程弱い、ということであろうか。
いずれにしても「村上義弘は一日にして成らず」というべきか。
地元から1車だけ決勝に乗った浅井は勝ちのない分、戦法は当然まくりであろうし、逃げのない橋本は、とにもかくにも中団以内を死守し、浅井を後方に置いてからの一発狙いとなりそうだ。
となれば、逃げるのは荻原である。2日間逃げ、準決はメンバーが軽かったとはいえ逃げ切っている。
私の車券は、荻原の番手からである。ヒモは浅井、5西岡、川口、4鈴木良太で、なかでも一番調子が良いのは、番手は悪いが鈴木良太である。
さすがに切り替えながらのアタマはむずかしいが2着、3着なら、どこからでも突っ込んで来られる出来、と見た。 (歌手・画家、友川カズキ)


